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システムアーキテクト 2025年 午前214


問題文

ラボ契約の特徴はどれか。

選択肢

依頼元がベンダー企業側の作業担当者を指名して直接指揮命令を行う契約であり、ベンダー企業はこれを前提に要員を割り当てる。
依頼元は、契約に基づきスキルや人数などの基準を満たすように要員を確保することをベンダー企業に求める代わりに、一定以上の発注を約束する。(正解)
開発したシステムによって依頼元が将来獲得する売上や利益に応じた報酬をベンダー企業にも分配することを条件に、開発時のベンダー企業への発注金額を抑える。
ベンダー企業は、契約で定めた最低発注工数を下回って作業を完了した場合、実稼働工数に基づく金額の支払を依頼元に請求しなければならない。

ラボ契約の特徴はどれか。【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:ラボ契約は依頼元が一定以上の発注を約束し、ベンダーは要員確保やスキル水準を維持する責務を負う契約形態です。継続的な開発や保守に向く仕組みが特徴です。
  • 根拠:契約上、依頼元が発注量を保証する代わりにベンダーは一定のリソース(人数・スキル)を確保して常駐やチーム提供を行う点がラボ型の本質です。
  • 差がつくポイント:指揮命令の有無(派遣か否か)、請負や準委任との違い、最低発注量と支払責務の所在を正確に押さえることが合格差に直結します。

正解の理由

正解:
ラボ契約(ラボ型開発)は、依頼元が一定の発注量や期間を保証する代わりにベンダーがチームや要員を確保して常駐・継続的に業務を行う形態です。選択肢イは「依頼元が要員確保をベンダーに求める代わりに一定以上の発注を約束する」と述べており、ラボ契約の本質を正しく表しています。

よくある誤解(2〜3 行)

  • ラボ契約を請負契約と混同し、成果物責任や指揮命令の範囲を誤認することが多いです。
  • 最低発注量の扱いを逆に理解し、ベンダーが顧客に追加請求する義務があると誤解されがちです。

解法ステップ(番号付きリスト)

  1. 問題文で「要員確保」「発注を約束」などラボを示すキーワードを探す。
  2. 各選択肢を「指揮命令の所在」「発注保証の有無」「成果連動かどうか」で分類する。
  3. ラボ契約の定義(依頼元が発注保証、ベンダーは要員確保)に合致する選択肢を選ぶ。
  4. 残りの選択肢が派遣、請負、成果分配など他の契約類型に該当しないかを確認して除外する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 誤り。依頼元がベンダー側要員を指名して直接指揮命令を行うのは労働者派遣や派遣型の常駐に近く、ラボ契約の定義とは異なります。
  • : 正解。依頼元が一定以上の発注を約束し、ベンダーがスキルや人数を確保する取り決めはラボ契約の典型です。
  • ウ: 誤り。システム開発の売上や利益に応じて報酬を分配するのは成果連動型やリスク共有型の契約であり、ラボ契約の特徴ではありません。
  • エ: 誤り。通常ラボ契約では依頼元が最低発注工数を保証する一方、実稼働工数が下回っても依頼元が最低保証を支払う(または調整される)のが一般であり、ベンダーが依頼元に請求しなければならない、という逆の記述です。

補足コラム(関連知識など)

  • ラボ契約=ラボ型開発:依頼元が継続的に一定量を発注してチームを確保し、要員やスキルを柔軟にアサインする手法。コスト安定化や短期対応力がメリットです。
  • 請負契約は「成果物責任」、準委任は「業務遂行義務」、派遣は「指揮命令が依頼元にある点」がそれぞれ特徴で、ラボは準委任的要素と継続発注保証を組み合わせた運用が多いです。
  • 最低発注量(ミニマムギャランティ)やリテイナー(月額固定支払)を契約に盛り込むことで、ベンダーの要員確保コストをカバーします。

FAQ

Q: ラボ契約と請負契約の最大の違いは何ですか?
A: 請負は成果物に対する責任(納品物の完成)が中心で、ラボは要員・リソース提供と継続的な発注保証が中心です。
Q: 発注が最低保証を下回った場合、誰が負担しますか?
A: 一般に依頼元が最低発注分を支払う契約にするケースが多く、ベンダー側が無条件で追加請求するものではありません。契約条項で明確化が必要です。
Q: ラボ契約はどんな場面に向いていますか?
A: 要件が流動的で継続的に人手が必要な開発・保守や、短期的にスキルを確保したいプロジェクトに向きます。

関連キーワード: ラボ契約、ラボ型開発、準委任契約、要員確保、最低発注、常駐開発、リテイナー
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