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システムアーキテクト 2025年 午前213


問題文

要件定義において、システムが提供する機能単位と利用者又は外部システムとの間の相互作用や、システム内部と外部との境界を明示するために使用される図はどれか。

選択肢

アクティビティ図
オブジェクト図
クラス図
ユースケース図(正解)

要件定義における相互作用と境界を表す図【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:システムと利用者・外部システムの相互作用や内部と外部の境界を明示する図はユースケース図です。要件定義段階で使われます。
  • 根拠:ユースケース図はアクター・ユースケース・システム境界で機能単位と外部とのインターフェースを可視化するため、要求の把握に最適です。
  • 差がつくポイント:設問の「利用者又は外部システムとの相互作用」「境界」というキーワードでユースケース図を即座に想起し、他の図は振る舞い流れや静的構造を示すと切り分けてください。

正解の理由

正解: ユースケース図
ユースケース図は「アクター(利用者・外部システム)」「ユースケース(機能単位)」「システム境界ボックス」によって、誰がどの機能を利用するか、システムの外部境界がどこにあるかを明確に表現します。したがって、要件定義で「相互作用」と「境界」を示す目的に最適であり、設問に合致します。

よくある誤解(2〜3 行)

  • アクティビティ図を選ぶ受験者は「処理の流れ=相互作用」と混同しがちですが、アクティビティ図は内部の処理フローを表現します。
  • クラス図やオブジェクト図は構造(静的)を示すため、要件段階の外部インターフェース表現には不向きです。

解法ステップ

  1. 問題文のキーワードを拾う:「利用者又は外部システムとの相互作用」「境界」「機能単位」。
  2. 各図の主目的を頭の中で分類する:ユースケース図=外部との関係、アクティビティ=処理流れ、クラス=構造、オブジェクト=インスタンス。
  3. キーワードと目的を照合して最も合致する図を選ぶ(ここではユースケース図)。
  4. 万が一迷ったら「境界(システムの外部と内部の区切り)」が明記される図かを基準に判定する。
  5. 選択肢を一つずつ消去法で潰して確認する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: アクティビティ図 — 処理やワークフローの流れ(フローや並列など)を表現する図であり、外部アクターとの境界を示す目的には適しません。
  • イ: オブジェクト図 — システムのある時点のオブジェクトとその属性・関連を示すスナップショットで、要件定義での相互作用表現には向きません。
  • ウ: クラス図 — クラスや属性、関連を示す静的構造図で、内部設計やデータ構造把握に使われ、利用者との相互作用や境界を表す図ではありません。
  • エ: ユースケース図 — アクターとユースケース、システム境界で機能単位と外部との相互作用を直接示せるため正解です。

補足コラム(関連知識など)

  • ユースケース図の主な構成要素は「アクター(人や他システム)」「ユースケース(機能)」「システム境界(ボックス)」「関連(線)」です。関係として include、extend、generalization(汎化)があります。
  • ユースケース図は機能要件(何をするか)を記述するのに向き、非機能要件(性能や可用性等)は別途ドキュメントで整理します。
  • 実務ではユースケースを元に業務フローやユーザーストーリー、受け入れ条件を作成して要件の粒度を深めていきます。

FAQ

Q: ユースケース図で非機能要件は表せますか?
A: 基本的に表現しません。ユースケース図は主に機能要件を示すため、非機能要件は別資料で定義します。
Q: アクターが人だけでなくシステムもなる場合、ユースケース図で表現できますか?
A: はい。アクターには人以外に外部システムやデバイスも含められ、外部とのやり取りを描けます。
Q: 要件定義でユースケース図と業務フローの違いは何ですか?
A: ユースケース図は「誰が何の機能を使うか」を高レベルで示し、業務フローは業務手順や処理の詳細な流れを表します。

関連キーワード: ユースケース図、UML, 要件定義、アクター、システム境界、機能要件、アクティビティ図、クラス図、オブジェクト図
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