システム監査技術者 2009年 午前2 問06
問題文
情報戦略についてのシステム監査を行う場合、優先して監査すべき事項はどれか。
選択肢
ア:経営戦略との整合性を考慮しているか。(正解)
イ:現行の情報戦略を反映しているか。
ウ:最新の情報技術を取り入れているか。
エ:情報戦略実現のための解決目標を設定しているか。
🔒 解説は解答すると表示されます
情報戦略のシステム監査【午前2解説】
正解の理由
情報戦略は、企業の経営戦略を実現するために、情報システムや情報技術をどのように活用するかを定めるものです。そのため、監査ではまず、情報戦略が経営戦略と整合しているかを確認する必要があります。
経営戦略とずれた情報戦略では、最新技術を取り入れたり、具体的な目標を設定したりしていても、企業が目指す方向の実現にはつながらないおそれがあります。したがって、最優先で確認すべき事項はアです。
解法ステップ
- 監査対象が「情報戦略」であることを確認します。
- 情報戦略の目的は、経営戦略を情報システムや情報技術の活用によって実現することだと捉えます。
- まず経営戦略とのつながりを確認し、その後に技術の選定や目標設定などを確認すると考えます。
- よって、経営戦略との整合性を問うアを選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:経営戦略との整合性を確認します。情報戦略の目的や優先順位が、企業全体の方針に沿っているかを確認するため、最優先の監査事項です。
- イ:現行の情報戦略を反映しているかという確認は、既存の方針との一貫性を見るうえでは意味があります。しかし、現行の情報戦略自体が経営戦略とずれている可能性もあるため、最初に確認すべき事項とはいえません。
- ウ:最新の情報技術を取り入れているかは、技術の選定に関する事項です。新しい技術を採用すること自体が目的ではなく、経営戦略への貢献が重要です。
- エ:情報戦略を実現するための目標設定は重要です。ただし、目標が経営戦略と結び付いていることが前提なので、まず整合性を確認します。
よくある誤解
-
新しい技術を取り入れていれば、情報戦略として優れていると思う
技術の新しさではなく、経営上の目的に役立つかどうかが重要です。 -
具体的な目標があれば、監査上の優先事項として十分だと思う
目標が明確でも、経営戦略と無関係であれば、企業としての成果につながらないおそれがあります。 -
現行の方針を踏襲することが、常に適切だと思う
現行の情報戦略も、経営環境や経営戦略の変化に合わなくなっている可能性があります。
補足コラム
システム監査では、個々の仕組みや技術の適切性だけでなく、それらが組織の目的に貢献しているかという観点も重要です。情報戦略の監査では、経営戦略との整合性を起点に、目標、施策、技術選定、実施状況へと確認を進めると、全体のつながりを捉えやすくなります。
FAQ
Q. 経営戦略との整合性は、具体的に何を確認しますか?
A. 経営上の目標や課題が情報戦略に反映されているか、情報システムへの投資や施策に優先順位が付けられているかなどを確認します。
A. 経営上の目標や課題が情報戦略に反映されているか、情報システムへの投資や施策に優先順位が付けられているかなどを確認します。
Q. 最新技術の導入は監査しなくてよいのですか?
A. 監査対象にはなり得ます。ただし、導入の必要性や効果を、経営戦略との整合性を踏まえて評価することが大切です。
A. 監査対象にはなり得ます。ただし、導入の必要性や効果を、経営戦略との整合性を踏まえて評価することが大切です。
関連キーワード: 情報戦略、経営戦略、システム監査、整合性、情報システム投資

\ せっかくなら /
システム監査技術者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!

