システム監査技術者 2017年 午前2 問21
問題文
ペネトレーションテストに該当するものはどれか。
選択肢
ア:暗号化で使用している暗号方式と鍵長が、設計仕様と一致することを確認する。
イ:対象プログラムの入力に対する出力結果が、出力仕様と一致することを確認する。
ウ:ファイアウォールが単位時間当たりに処理できるセッション数を確認する。
エ:ファイアウォールや公開サーバに侵入できないかどうかを確認する。(正解)
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ペネトレーションテスト【午前2解説】
正解の理由
ペネトレーションテストは、攻撃者の視点からシステムへの侵入を試み、セキュリティ上の弱点や侵入可能性を確認するテストです。
エは、ファイアウォールや公開サーバに実際に侵入できるかを確認しています。これは、攻撃を想定して防御の有効性を調べるペネトレーションテストに該当します。実施する際は、対象や方法について許可を得て行います。
解法ステップ
- ペネトレーションテストの目的を「攻撃者の視点で侵入を試みること」と押さえます。
- 選択肢のうち、侵入可能性を実際に調べるものを探します。
- ファイアウォールや公開サーバへの侵入を試すエを選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:暗号方式や鍵長が設計仕様どおりかを確認するテストです。仕様との適合性を調べるものであり、侵入を試みるテストではありません。
- イ:入力に対する出力が仕様どおりかを確認するテストです。プログラムの機能や動作を検証するテストに当たります。
- ウ:ファイアウォールの処理性能を測定するテストです。セッション数という性能指標を確認しており、侵入可能性を調べるものではありません。
- エ:ファイアウォールや公開サーバへの侵入を試み、防御上の弱点がないかを確認します。ペネトレーションテストに該当します。
よくある誤解
- セキュリティに関する確認なら、すべてペネトレーションテストだと思う
暗号設定の確認や脆弱性の有無の点検など、セキュリティに関係するテストは複数あります。侵入を試みる点がペネトレーションテストの特徴です。 - 性能を測るテストと混同する
処理可能なセッション数などを測るのは性能テストです。攻撃を想定して侵入を試すこととは目的が異なります。 - 許可なしに侵入を試してよいと思う
ペネトレーションテストは、必ず許可を得て対象や実施範囲を定めて行います。
補足コラム
ペネトレーションテストでは、脆弱性を見つけるだけでなく、それを悪用して実際にどこまで侵入できるかを確認します。一方、脆弱性診断は、システムに存在する弱点を広く検出・評価することに重点があります。両者は関連しますが、確認の目的や進め方が異なります。
FAQ
Q. ペネトレーションテストでは、実際にシステムへ攻撃するのですか?
A. 攻撃者の手法を模擬して侵入を試みます。ただし、事前に許可を得て、対象や実施時間、許容される操作などを定めたうえで行います。
A. 攻撃者の手法を模擬して侵入を試みます。ただし、事前に許可を得て、対象や実施時間、許容される操作などを定めたうえで行います。
Q. ファイアウォールの処理能力を調べるテストも、セキュリティテストですか?
A. セキュリティ機器に対するテストではありますが、処理性能を調べるものです。侵入可能性を確認するペネトレーションテストとは区別します。
A. セキュリティ機器に対するテストではありますが、処理性能を調べるものです。侵入可能性を確認するペネトレーションテストとは区別します。
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