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システム監査技術者 2023年 午前2 問20


問題文

クリプトジャッキングに該当するものはどれか。

選択肢

ア:PCに不正アクセスし、そのPCのリソースを利用して、暗号資産のマイニングを行う攻撃(正解)
イ:暗号資産取引所のWebサイトに不正ログインを繰り返し、取引所の暗号資産を盗む攻撃
ウ:巧妙に細工した電子メールのやり取りによって、企業の担当者をだまし、攻撃者の用意した暗号資産口座に送金させる攻撃
エ:マルウェア感染したPCに制限を掛けて利用できないようにし、その制限の解除と引換えに暗号資産を要求する攻撃

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クリプトジャッキング【午前2解説】

正解の理由

クリプトジャッキングとは、利用者に気付かれないように、PCなどの計算資源を無断で使って暗号資産のマイニングを行う攻撃です。
アは、PCに不正アクセスし、そのPCのリソースを使ってマイニングを行う内容です。被害者のPCの計算能力を攻撃者が不正利用するため、クリプトジャッキングに該当します。

解法ステップ

  1. 用語の「ジャッキング」から、何かを乗っ取って不正利用する攻撃だと考えます。
  2. 選択肢の中から、暗号資産を盗む行為ではなく、マイニングに必要な計算資源を無断利用する行為を探します。
  3. PCのリソースを使ってマイニングするアが該当します。

選択肢別の誤答解説

  • ア:PCの計算資源を無断で利用し、暗号資産をマイニングする攻撃です。クリプトジャッキングに該当します。
  • イ:暗号資産取引所へ不正ログインし、暗号資産を盗む攻撃です。暗号資産の窃取であり、マイニング目的の計算資源の不正利用ではありません。
  • ウ:担当者をだまして暗号資産を送金させる攻撃です。ソーシャルエンジニアリングを利用した詐欺に当たります。
  • エ:PCを利用できない状態にし、解除と引換えに暗号資産を要求する攻撃です。ランサムウェアによる脅迫に当たります。

よくある誤解

  • 暗号資産に関係する攻撃は、すべてクリプトジャッキングだと思う
    暗号資産の窃取や送金詐欺、身代金の要求とは区別します。ポイントは、被害者の計算資源をマイニングに使うことです。
  • マイニングは正規の活動なので、攻撃ではないと思う
    本人の同意なくPCなどのリソースを使うことが問題です。正規のマイニングと、無断利用によるクリプトジャッキングは異なります。
  • PCのファイルを暗号化する攻撃だと思う
    ファイルを暗号化して身代金を要求するのはランサムウェアです。クリプトジャッキングでは、主にCPUなどの計算資源が無断利用されます。

補足コラム

クリプトジャッキングに遭うと、CPU使用率が高くなり、PCの動作が遅くなったり、発熱や電力消費が増えたりすることがあります。感染の原因には、マルウェアの実行や、悪意のあるWebサイト上のスクリプトなどがあります。

FAQ

クリプトジャッキングでは、必ずPCにマルウェアがインストールされますか?
必ずしもそうとは限りません。Webページ上の悪意あるスクリプトによって、ブラウザ経由で計算資源を利用される場合もあります。
被害者の暗号資産が直接盗まれる攻撃ですか?
必ずしもそうではありません。典型的には、被害者のPCの計算資源を使ってマイニングを行い、その成果を攻撃者が得ます。

関連キーワード: 暗号資産、マイニング、計算資源、マルウェア、ランサムウェア
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