システム監査技術者 2025年 午前2 問23
問題文
JIS X 0160:2021(ソフトウェアライフサイクルプロセス)によれば、ソフトウェアライフサイクルプロセスにおいて、提供するソフトウェアシステムが利害関係者要件(要求事項)に合致し、利用に適していることを、顧客とともに確信するに至るためのテストを何と呼ぶか。
選択肢
ア:ソフトウェア受入れテスト(正解)
イ:ソフトウェア検証
ウ:ソフトウェア適格性確認テスト
エ:ファズテスト
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ソフトウェア受入れテスト【午前2解説】
正解の理由
提供するソフトウェアシステムが利害関係者の要求事項に合致し、実際の利用に適していることを、顧客とともに確認するテストは、アのソフトウェア受入れテストです。
受入れテストでは、顧客や利用者の要求を満たしているか、想定する利用目的に適しているかを確認します。設問の「顧客とともに確信する」という表現が、受入れテストを判断するポイントです。
解法ステップ
- 設問の目的を確認します。「利害関係者要件への合致」と「利用への適合性」の確認が問われています。
- 確認の相手に注目します。顧客とともに確信するためのテストです。
- 顧客がシステムを受け入れられるかを確認するテストとして、ソフトウェア受入れテストを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
ア ソフトウェア受入れテスト
顧客や利用者の要求を満たし、利用に適していることを確認します。設問の説明に合致します。 -
イ ソフトウェア検証
ソフトウェアが規定された要求事項を満たしているかを確認する活動です。顧客とともに利用への適合性を確信する、という受入れの観点とは異なります。 -
ウ ソフトウェア適格性確認テスト
ソフトウェアが定められた適格性確認の要求事項を満たすかを評価するテストです。設問にある顧客との受入れ確認を直接表す用語ではありません。 -
エ ファズテスト
想定外のデータや不正な入力を与え、ソフトウェアの異常終了や脆弱性などを調べるテストです。要求への合致や顧客による受入れを確認するものではありません。
よくある誤解
-
検証と受入れテストを同じものと考える
検証は、規定された要求事項に合っているかを確認する活動です。受入れテストは、顧客や利用者の要求を満たし、利用に適しているかを確認します。 -
「テスト」という語が付く選択肢だけで判断する
ソフトウェア検証のように、テスト以外の用語でも要求への適合性確認を表すものがあります。設問では「顧客とともに」「利用に適している」という表現を手掛かりにします。 -
ファズテストを一般的な受入れ確認と混同する
ファズテストは、予期しない入力への耐性を調べるテストであり、顧客の要求を満たすかどうかを確認するテストとは目的が異なります。
補足コラム
テストの種類は、「何を基準に、誰の視点で確認するか」で整理すると区別しやすくなります。
- 検証:規定された要求事項を満たしているか
- 受入れテスト:顧客・利用者の要求を満たし、利用に適しているか
- ファズテスト:予期しない入力に対して、異常な動作をしないか
特に「顧客とともに」「利用に適している」という表現があれば、受入れテストを想起しましょう。
FAQ
Q. 受入れテストは、開発者が実施してもよいですか?
A. 実施者はプロジェクトによって異なりますが、顧客や利用者の要求を満たしているかを確認し、受入れの判断につなげることが重要です。
A. 実施者はプロジェクトによって異なりますが、顧客や利用者の要求を満たしているかを確認し、受入れの判断につなげることが重要です。
Q. 検証と妥当性確認はどう違いますか?
A. 検証は「定められた要求事項どおりに作られているか」、妥当性確認は「意図した用途や利用者のニーズに合っているか」を確認する考え方です。受入れテストでは、利用への適合性が重要な観点になります。
A. 検証は「定められた要求事項どおりに作られているか」、妥当性確認は「意図した用途や利用者のニーズに合っているか」を確認する考え方です。受入れテストでは、利用への適合性が重要な観点になります。
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