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応用情報技術者 2009年 秋期 午前210


問題文

キャッシュメモリにおけるダイレクトマップ方式の説明として、適切なものはどれか。

選択肢

アドレスが連続した二つ以上のメモリブロックを格納するセクタを、キャッシュ内の任意のロケーションに割り当てる。
一つのメモリブロックをキャッシュ内の単一のロケーションに割り当てる。(正解)
メモリブロックをキャッシュ内の任意のロケーションに割り当てる。
メモリブロックをキャッシュ内の二つ以上の配置可能なロケーションに割り当てる。

キャッシュメモリにおけるダイレクトマップ方式の説明【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:ダイレクトマップ方式は一つのメモリブロックをキャッシュ内の単一のロケーションに割り当てる方式です。
  • 根拠:この方式はアドレスの一部を使ってキャッシュの位置を一意に決定し、単純かつ高速なアクセスを実現します。
  • 差がつくポイント:複数のロケーションに割り当てる方式(セットアソシアティブやフルアソシアティブ)との違いを正確に理解することが重要です。

正解の理由

選択肢イは「一つのメモリブロックをキャッシュ内の単一のロケーションに割り当てる」とあり、これはダイレクトマップ方式の定義に合致します。ダイレクトマップ方式では、メモリアドレスの一部(インデックス)を用いてキャッシュ内の格納位置を決定し、必ず一つの場所にしか割り当てられません。これによりアクセスが高速で実装が簡単ですが、競合が起きやすいという特徴があります。

よくある誤解

  • 「複数のロケーションに割り当てる」と誤解しがちですが、それはセットアソシアティブ方式の特徴です。
  • セクタ単位で複数ブロックを扱うのはセクタキャッシュの話であり、ダイレクトマップ方式とは異なります。

解法ステップ

  1. キャッシュメモリの基本構造と役割を理解する。
  2. ダイレクトマップ方式の割り当て方法を確認する。
  3. 選択肢の文言を「単一のロケーションに割り当てる」かどうかで判別する。
  4. 他の方式(セットアソシアティブ、フルアソシアティブ)との違いを意識する。
  5. 最も正確にダイレクトマップ方式を説明している選択肢を選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア:セクタ単位で複数ブロックを任意のロケーションに割り当てるのは誤り。ダイレクトマップは単一ロケーション固定。
  • :正解。単一ロケーションに割り当てる特徴を正しく表現。
  • ウ:任意のロケーションに割り当てるのはフルアソシアティブ方式の特徴であり誤り。
  • エ:二つ以上の配置可能なロケーションに割り当てるのはセットアソシアティブ方式の説明であり誤り。

補足コラム

ダイレクトマップ方式はキャッシュの実装が簡単で高速ですが、同じインデックスに複数のメモリブロックが割り当てられると競合が発生しやすい欠点があります。これを解決するためにセットアソシアティブ方式やフルアソシアティブ方式が存在し、キャッシュのヒット率向上を図っています。

FAQ

Q: ダイレクトマップ方式の利点は何ですか?
A: 実装が簡単でアクセス速度が速いことが最大の利点です。
Q: ダイレクトマップ方式でキャッシュミスが多くなる原因は?
A: 同じインデックスに複数のメモリブロックが割り当てられ、競合が起きやすいためです。
Q: セットアソシアティブ方式との違いは?
A: セットアソシアティブは複数のロケーションに割り当て可能で競合を減らせますが、実装が複雑になります。

関連キーワード: キャッシュメモリ、ダイレクトマップ方式、セットアソシアティブ、フルアソシアティブ、メモリブロック、キャッシュ競合
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