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応用情報技術者 2012年 秋期 午前201


問題文

全体集合 内に異なる部分集合 があるとき、 に等しいものはどれか。 ここで、の和集合、の積集合、 における の補集合、 から を除いた差集合を表す。

選択肢

(正解)

🔒 解説は解答すると表示されます

ド・モルガンの法則【午前2解説】

正解の理由

集合の補集合と差集合の定義から、求める集合は補集合で表すと です。ド・モルガンの法則により となります。したがって選択肢のうち、式変形の結果これと同じ集合になるのは です。一方、 となり、一般には とは異なります(特別な場合を除く)。よって正しい等式となる選択肢は です。

解法ステップ

  1. 補集合の記号と差の定義を確認する:
  2. 求める集合を書き直す:
    • まず (補集合の定義)。
    • ド・モルガンの法則で
  3. 各選択肢を順に式変形して比較する(下の「選択肢別の誤答解説」を参照)。

選択肢別の誤答解説

  • : 。これは補集合の積(= )であり、求める (補集合の和)とは一般に異なります。特殊ケース(例えば )を除き不正解です。
  • : 。まず なので、この式は になります。 は互いに素なため差しても元の が残り、結果は と一致します。
  • : (ド・モルガン)。よって一致します。
  • : は補集合の定義そのものなので、当然一致します。

よくある誤解

  • 補集合の和と差を混同する: を混同すると誤答しやすいです。
  • 差集合 を単に「要素を引く」直感だけで扱う:差は結局 なので、まず共通の補集合表現に直してから考えるとミスが減ります。
  • 「試験は単一正解」という先入観:同じ集合を表す異なる式が複数選択肢に含まれる場合があり得ます(本問ではその例です)。

補足コラム

直感的にはベン図で確認すると確実です。 の補集合は「ベン図で A と B の共通部分を除いた全領域」を意味し、これは A の外側または B の外側にある領域の和として表せます(これがド・モルガンの法則による )。試験ではまず「補集合」「和」「積」「差」をすべて と補集合記号で統一してから比較すると早いです。
簡単な具体例:
  • のとき
    • (異なる)
    • , (一致)

FAQ

Q1. なぜ複数の選択肢が正しくなることがあるのですか?
A1. 集合式は異なる表現でも同じ集合を表すことがあり、等価変形により複数の選択肢が同一集合を示す場合があります。本問では がそれに当たります。
Q2. が等しくなる特殊条件はありますか?
A2. が等しいには が必要で、これは通常 のときのみ成立します(問題文では異なる部分集合とあるため該当しません)。
Q3. 試験で素早く判定するコツは?
A3. まずすべてを と補集合で書き換え()、つぎにド・モルガン適用で和・積を整理すると比較が容易です。

関連キーワード: ド・モルガン、補集合、和集合、積集合、差集合、集合論、ベン図
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