応用情報技術者 2012年 秋期 午前2 問54
問題文
プロジェクトの品質マネジメントにおいて、プロセスが安定しているかどうか、又はパフォーマンスが予測のとおりであるかどうかを判断するために用いるものであって、許容される上限と下限が設定されているものはどれか。
選択肢
ア:管理図(正解)
イ:実験計画法
ウ:流れ図
エ:ベンチマーク
プロジェクトの品質マネジメントにおいて、プロセスの安定性やパフォーマンス予測を判断する指標【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:プロセスの安定性やパフォーマンスの予測可能性を判断するには、許容範囲を示す管理図を用います。
- 根拠:管理図は上限・下限の管理線を設定し、プロセスが統計的に安定かどうかを視覚的に判断可能です。
- 差がつくポイント:管理図は品質管理の基本ツールであり、単なる手順や比較手法ではなく、継続的なプロセス監視に特化しています。
正解の理由
ア: 管理図は、プロセスの変動を時系列で記録し、許容される上限・下限(管理限界)を設定して異常の有無を判断します。これにより、プロセスが安定しているか、予測通りのパフォーマンスかを客観的に評価できるため、品質マネジメントに最適です。
よくある誤解
管理図は単なるグラフと誤解されがちですが、統計的管理限界を用いて異常検知を行う点が重要です。実験計画法やベンチマークは目的が異なり、プロセスの安定性判断には直接使いません。
解法ステップ
- 問題文の「プロセスの安定性」「パフォーマンスの予測可能性」に注目する。
- 「許容される上限と下限が設定されている」ことを確認する。
- 選択肢の中で「管理図」が統計的管理限界を持つツールであることを思い出す。
- 他の選択肢(実験計画法、流れ図、ベンチマーク)が目的や機能的に合わないことを確認する。
- ア: 管理図を正解と判断する。
選択肢別の誤答解説
- イ: 実験計画法は品質改善のための要因分析に使う手法で、プロセスの安定性判断には直接関係しません。
- ウ: 流れ図は作業手順やプロセスの可視化に使いますが、統計的な安定性判断はできません。
- エ: ベンチマークは他社や他プロセスとの比較手法であり、内部プロセスの安定性を判断するものではありません。
補足コラム
管理図はシックスシグマやTQM(総合的品質管理)でも基本的なツールとして活用されます。代表的な管理図にはXバー管理図やR管理図があり、工程の平均値やばらつきを監視します。これにより、異常な変動を早期に発見し、品質問題の未然防止が可能です。
FAQ
Q: 管理図の管理限界はどのように設定されますか?
A: 通常、平均値から±3σ(標準偏差)の範囲で設定され、これを超えると異常と判断します。
A: 通常、平均値から±3σ(標準偏差)の範囲で設定され、これを超えると異常と判断します。
Q: 実験計画法と管理図はどのように使い分けますか?
A: 実験計画法は要因の影響を分析し改善策を検討する段階で使い、管理図は日常のプロセス監視に用います。
A: 実験計画法は要因の影響を分析し改善策を検討する段階で使い、管理図は日常のプロセス監視に用います。
関連キーワード: 管理図、品質マネジメント、統計的管理、プロセス安定性、品質管理ツール

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