応用情報技術者 2014年 春期 午前2 問53
問題文
スコープを縮小せずにプロジェクト全体のスケジュールを短縮する技法の一つである“クラッシング”では、メンバの時間外勤務を増やしたり、業務内容に精通したメンバを新たに増員したりする。“クラッシング”を行う際に、優先的に資源を投入すべきスケジュールアクティビティはどれか。
選択肢
ア:業務の難易度が最も高いスケジュールアクティビティ
イ:クリティカルパス上のスケジュールアクティビティ(正解)
ウ:資源が確保できる時期に開始するスケジュールアクティビティ
エ:所要期間を最も長く必要とするスケジュールアクティビティ
スコープを縮小せずにプロジェクト全体のスケジュールを短縮する技法“クラッシング”【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:クラッシングでは、クリティカルパス上のスケジュールアクティビティに優先的に資源を投入します。
- 根拠:クリティカルパス上の作業はプロジェクト全体の最短完了時間を決定するため、ここを短縮しなければ全体の短縮はできません。
- 差がつくポイント:難易度や資源確保のタイミングではなく、プロジェクトの遅延に直結するクリティカルパスの作業に注力することが重要です。
正解の理由
クラッシングはプロジェクトのスコープを変えずに期間を短縮する手法であり、クリティカルパス上の作業を短縮することでプロジェクト全体の期間を短縮できます。クリティカルパス以外の作業を短縮しても、全体のスケジュールには影響しません。したがって、選択肢の中で「クリティカルパス上のスケジュールアクティビティ」が正解です。
よくある誤解
難易度が高い作業や所要期間が長い作業に資源を投入すれば効率的に短縮できると誤解しがちですが、これらがクリティカルパス上にない場合は全体の短縮に繋がりません。
解法ステップ
- プロジェクトのスケジュールネットワークを作成し、各アクティビティの所要期間を把握する。
- クリティカルパスを特定し、プロジェクト全体の最短完了時間を決定する。
- クリティカルパス上のアクティビティに注目し、クラッシングによる期間短縮の効果を検討する。
- 資源投入や時間外勤務などでクリティカルパス上の作業期間を短縮する。
- クリティカルパス以外の作業は短縮しても全体に影響しないため優先度は低い。
選択肢別の誤答解説
- ア: 業務の難易度が高い作業は短縮が難しい場合が多く、必ずしもクリティカルパス上とは限らないため優先度は低い。
- イ: クリティカルパス上の作業はプロジェクト全体の期間を決めるため、ここを短縮することが最も効果的。
- ウ: 資源確保のタイミングは重要だが、クリティカルパス上でなければ全体の短縮には繋がらない。
- エ: 所要期間が長い作業でもクリティカルパス上でなければ、短縮しても全体のスケジュールに影響しない。
補足コラム
クラッシングはプロジェクトマネジメントのスケジュール圧縮技法の一つで、もう一つの代表的な手法に「ファストトラッキング」があります。ファストトラッキングはスコープを変えずに作業の並行実施を増やす方法で、クラッシングは資源投入による作業期間の短縮を指します。どちらもクリティカルパスの理解が不可欠です。
FAQ
Q: クリティカルパスとは何ですか?
A: プロジェクトの全体期間を決定する最長経路のことで、この経路上の作業が遅れるとプロジェクト全体が遅延します。
A: プロジェクトの全体期間を決定する最長経路のことで、この経路上の作業が遅れるとプロジェクト全体が遅延します。
Q: クラッシングで注意すべき点は?
A: 資源投入によるコスト増加やメンバーの負荷増大があるため、効果とコストのバランスを考慮する必要があります。
A: 資源投入によるコスト増加やメンバーの負荷増大があるため、効果とコストのバランスを考慮する必要があります。
関連キーワード: クラッシング、クリティカルパス、スケジュール短縮、プロジェクトマネジメント、スケジュール圧縮

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