応用情報技術者 2015年 春期 午前2 問34
問題文
伝送速度64kビット/秒の回線を使ってデータを連続送信したとき、平均して100秒に1回の1ビット誤りが発生した。この回線のビット誤り率は幾らか。
選択肢
ア:
イ:(正解)
ウ:
エ:
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ビット誤り率の計算【午前2解説】
正解の理由
1ビットの誤りが平均100秒に1回発生するということは、100秒間に伝送される総ビット数に対する誤り数の比がビット誤り率(BER)です。伝送速度64kビット/秒を として計算すると、100秒間に送られるビット数は です。したがって BER は
となり、選択肢のうち イ が一致します。
解法ステップ
- ビットレートを確認する: と扱う。
- 100秒間に送信される総ビット数を求める:。
- BER の定義に従い計算する:。
- 有効桁数に合わせて四捨五入し とする。
選択肢別の誤答解説
- ア:
この値は正解より約8倍小さい()。誤りの原因としては、時間やビットレートを誤って大きく見積もり(総ビット数を過大に取る)たためにBERを過小評価した可能性があります。 - イ:
上記計算と一致します。誤りが平均100秒に1回という条件と64kbit/sの組合せから直接導ける値です。 - ウ:
この値は正解より約125倍大きい()。典型的なミスは、秒数を1秒と誤認したり、総ビット数を小さく見積もったためにBERが過大になった場合です。 - エ:
正解より約1,000倍大きい()。単位(秒→ミリ秒)や0の数の扱いを誤った結果としてこのような大きな値になることが多いです。
よくある誤解
- 「k」の解釈ミス:64kbit/s を としてしまう混乱(64×1024)ではなく、本問題では として扱うのが標準的です。
- 秒・ミリ秒の混同:時間を100秒ではなく100ミリ秒と誤ると総ビット数が1,000倍変わりBERも1,000倍誤ります。
- ビットとバイトの混同:64 kbit/s を 64 kB/s(バイト)と誤ると8倍のずれが生じます。
補足コラム
- 式の一般形は です。問題の条件「平均100秒に1回」は平均誤り発生間隔(MTBE: mean time between errors)で表すと100 s であり、BER とビットレート の関係は となります。ここでは 、MTBE=100 s を代入しています。
- 実際の通信では BER は媒体ごとに大きく異なります(光ファイバで ~ 、無線で ~ 程度など)。今回の は比較的低い誤り率に相当します。
FAQ
Q: 64kbit/s を 64,000 としてよいか?
A: 情報通信の速度表記では k = 10^3 と扱うのが一般的です(ここでも を使用)。
A: 情報通信の速度表記では k = 10^3 と扱うのが一般的です(ここでも を使用)。
Q: 表示桁数はどのように丸めるべきか?
A: 試験では有効数字3桁程度で表すことが多く、本問では が適切です。
A: 試験では有効数字3桁程度で表すことが多く、本問では が適切です。
Q: 与えられたのが「平均1分に1回」など別の時間だったら?
A: 同様に総ビット数を求めて誤り数(1)を割ればよい。例えば1分=60sなら 、BER 。
A: 同様に総ビット数を求めて誤り数(1)を割ればよい。例えば1分=60sなら 、BER 。
関連キーワード: ビット誤り率、BER、伝送速度、単位変換、平均誤り間隔

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