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応用情報技術者 2015年 春期 午前248


問題文

JIS X25010:2013で規定されたシステム及びソフトウェア製品の品質副特性の説明のうち、信頼性に分類されるものはどれか。

選択肢

製品又はシステムが、それらを運用操作しやすく、制御しやすくする属性をもっている度合い
製品若しくはシステムの一つ以上の部分への意図した変更が製品若しくはシステムに与える影響を総合評価すること、欠陥若しくは故障の原因を診断すること、又は修正しなければならない部分を識別することが可能であることについての有効性及び効率性の度合い
中断時又は故障時に、製品又はシステムが直接的に影響を受けたデータを回復し、システムを希望する状態に復元することができる度合い(正解)
二つ以上のシステム、製品又は構成要素が情報を交換し、既に交換された情報を使用することができる度合い

JIS X25010:2013の品質副特性における信頼性【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:信頼性に分類されるのは「中断や故障時にデータ回復やシステム復元が可能な度合い」である。
  • 根拠:JIS X25010:2013では信頼性はシステムの故障耐性や回復能力を示す品質副特性として定義されている。
  • 差がつくポイント:信頼性は単なる使いやすさや変更管理ではなく、障害発生時の復旧能力に着目する点が重要である。

正解の理由

選択肢ウは「中断時又は故障時に、製品又はシステムが直接的に影響を受けたデータを回復し、システムを希望する状態に復元することができる度合い」とあり、これは信頼性の中核である障害からの回復能力を示しています。JIS X25010:2013の信頼性は、システムの継続的な運用や障害時の復旧を評価する品質副特性であり、まさにこの説明に該当します。

よくある誤解

信頼性を「使いやすさ」や「変更管理の効率」と混同しやすいですが、これらはそれぞれ操作性や保守性に分類されます。信頼性は障害発生時の耐性や復旧能力に関する特性です。

解法ステップ

  1. JIS X25010:2013の品質副特性の分類を確認する。
  2. 信頼性の定義が「障害時の耐性や復旧能力」であることを理解する。
  3. 各選択肢の説明文を信頼性の定義と照らし合わせる。
  4. 「中断・故障時の回復能力」を示す選択肢を選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア:運用操作のしやすさは「使いやすさ(ユーザビリティ)」に該当し、信頼性ではない。
  • イ:変更の影響評価や欠陥診断は「保守性」に関する内容であり、信頼性とは異なる。
  • :中断や故障時のデータ回復とシステム復元は信頼性の本質であり正解。
  • エ:情報交換や相互運用性は「相互運用性(インターオペラビリティ)」に該当し信頼性ではない。

補足コラム

JIS X25010:2013はソフトウェア製品の品質特性を体系的に整理した規格で、信頼性は「故障の頻度、故障からの回復能力、故障の影響範囲」などを含みます。信頼性の向上はシステムの安定稼働に直結し、特にミッションクリティカルなシステムで重要視されます。

FAQ

Q: 信頼性と可用性はどう違いますか?
A: 信頼性は故障しにくさや復旧能力を指し、可用性はシステムが利用可能な時間の割合を示します。信頼性が高いと可用性も向上します。
Q: 保守性は信頼性に含まれますか?
A: 保守性は信頼性とは別の品質特性で、システムの変更や修正のしやすさを評価します。

関連キーワード: JIS X25010, 品質副特性、信頼性、ソフトウェア品質、システム復元、障害回復
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