応用情報技術者 2016年 秋期 午前2 問24
問題文
Webページの設計の例のうち、アクセシビリティを高める観点から最も適切なものはどれか。
選択肢
ア:音声を利用者に確実に聞かせるために、 Webページの表示時に音声を自動的に再生する。
イ:体裁の良いレイアウトにするために、 表組みを用いる。
ウ:入力が必須な項目は、色で強調するだけでなく、項目名の隣に“(必須)”などと明記する。(正解)
エ:ハイパリンク先の内容が推測できるように、 ハイパリンク画像の alt 属性にリンク先のURLを付記する。
Webページの設計の例 +【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:アクセシビリティ向上には、色だけでなく文字情報で必須項目を明示することが重要です。
- 根拠:色覚障害者など色の識別が難しい利用者にも情報を伝えるため、色以外の方法で区別を示す必要があります。
- 差がつくポイント:単に見た目を整えるだけでなく、多様な利用者が情報を正しく理解できる工夫ができているかが評価されます。
正解の理由
選択肢ウは、必須入力項目を色だけで強調するのではなく、「(必須)」という文字情報も併記しているため、色覚障害者やスクリーンリーダー利用者にも必須項目が明確に伝わります。これはアクセシビリティの基本原則である「多様な感覚に対応する」ことに合致しています。
よくある誤解
色だけで強調すれば十分と考えがちですが、色覚障害者には区別がつかないため、文字情報の併用が必須です。自動音声再生や表組みの乱用は逆に利用者の負担を増やします。
解法ステップ
- アクセシビリティの定義を確認し、多様な利用者が使いやすい設計を考える。
- 色だけで情報を伝える方法の問題点を理解する。
- 文字情報や代替テキストの重要性を押さえる。
- 選択肢の中で色以外の方法で情報を補完しているものを選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: 音声を自動再生すると利用者の操作を妨げる場合があり、アクセシビリティの観点から推奨されません。
- イ: 表組みはレイアウト調整に使われがちですが、意味のある表でない限り誤用であり、アクセシビリティを損ないます。
- ウ: 入力必須項目を色だけでなく文字でも明示し、多様な利用者に配慮しているため正解です。
- エ: alt属性にURLを記載すると冗長で分かりにくく、リンク先の内容を簡潔に説明することが望ましいです。
補足コラム
アクセシビリティの国際基準であるWCAG(Web Content Accessibility Guidelines)では、色だけに依存しない情報伝達を推奨しています。例えば、必須項目の表示には色の他にテキストや記号を併用することが求められています。
FAQ
Q: 色覚障害者に配慮したデザインとは何ですか?
A: 色だけで情報を伝えず、文字や形、パターンなど複数の手段で区別できるようにすることです。
A: 色だけで情報を伝えず、文字や形、パターンなど複数の手段で区別できるようにすることです。
Q: alt属性には何を書くべきですか?
A: 画像の内容や役割を簡潔に説明し、リンクの場合はリンク先の内容が推測できる説明文を記載します。
A: 画像の内容や役割を簡潔に説明し、リンクの場合はリンク先の内容が推測できる説明文を記載します。
関連キーワード: アクセシビリティ、色覚障害、WCAG, alt属性、必須入力、音声自動再生、表組み、Webデザイン

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