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応用情報技術者 2016年 秋期 午前234


問題文

TCP, UDPのポート番号を識別し、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスとの対応関係を管理することによって、プライベート IPアドレスを使用するLAN上の複数の端末が、一つのグローバルIPアドレスを共有してインターネットにアクセスする仕組みはどれか。

選択肢

IP スプーフィング
IP マルチキャスト
NAPT(正解)
NTP

TCP, UDPのポート番号を識別し、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスとの対応関係を管理することによって、プライベート IPアドレスを使用するLAN上の複数の端末が、一つのグローバルIPアドレスを共有してインターネットにアクセスする仕組みはどれか。【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:複数のプライベートIP端末が一つのグローバルIPを共有する仕組みはNAPTである。
  • 根拠:NAPTはTCP/UDPのポート番号を用いて、プライベートIPとグローバルIPの対応を管理し、多数の端末を一つのグローバルIPでインターネットに接続可能にする。
  • 差がつくポイント:単なるNATではなく、ポート番号まで管理するNAPTの役割を正確に理解しているかが重要。

正解の理由

ウ: NAPT(Network Address Port Translation)は、プライベートIPアドレスを持つ複数の端末が、一つのグローバルIPアドレスを共有してインターネットにアクセスできるように、TCPやUDPのポート番号を識別しながらアドレス変換を行う技術です。これにより、同じグローバルIPアドレスでも異なるポート番号を使って複数の通信を区別し、正しい端末にデータを届けられます。

よくある誤解

  • NATとNAPTを同じものと考え、ポート番号の管理が不要と誤解することが多いです。
  • IPスプーフィングやIPマルチキャストと混同し、アドレス変換の仕組みを誤解する場合があります。

解法ステップ

  1. 問題文から「複数のプライベートIP端末が一つのグローバルIPを共有」とある点を確認。
  2. 「TCP, UDPのポート番号を識別し」とあるため、単なるIPアドレス変換(NAT)ではなくポート番号管理が必要と判断。
  3. 選択肢の意味を整理し、IPスプーフィングは偽装、IPマルチキャストは一斉送信、NTPは時刻同期であることを除外。
  4. ポート番号管理を行うのはNAPTであるため、正解はウと確定。

選択肢別の誤答解説

  • ア: IPスプーフィング
    IPアドレスを偽装する攻撃手法であり、アドレス変換や共有とは無関係です。
  • イ: IPマルチキャスト
    一つの送信元から複数の受信者へ同時にデータを送る技術で、アドレス共有の仕組みではありません。
  • ウ: NAPT
    正解。ポート番号を用いて複数端末の通信を一つのグローバルIPで管理します。
  • エ: NTP
    ネットワーク時刻同期プロトコルであり、IPアドレスの変換や共有とは関係ありません。

補足コラム

NAPTはNATの一種で、特にポート番号を利用して複数のプライベートIP端末の通信を区別します。これによりIPv4アドレスの枯渇問題を緩和し、家庭や企業のLANで広く利用されています。NATには他に「スタティックNAT」や「ダイナミックNAT」もありますが、これらはポート番号を管理しません。

FAQ

Q: NATとNAPTの違いは何ですか?
A: NATはIPアドレスの変換のみを行いますが、NAPTはさらにTCP/UDPのポート番号も変換・管理し、一つのグローバルIPで複数端末を区別します。
Q: なぜポート番号の管理が必要なのですか?
A: 同じグローバルIPアドレスを複数端末が共有すると、通信の区別がつかなくなるため、ポート番号で通信を識別し正しい端末にデータを届ける必要があります。

関連キーワード: NAPT, NAT, プライベートIPアドレス、グローバルIPアドレス、ポート番号、TCP, UDP, IPアドレス変換
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