応用情報技術者 2016年 秋期 午前2 問35
問題文
他のコンピュータ上にあるデータの取出しやサービスの呼出しを行うためのプロトコルであり、メッセージが XMLで記述されたヘッダとボディで構成されているものはどれか。
選択肢
ア:CORBA
イ:DCOM
ウ:SIP
エ:SOAP(正解)
他のコンピュータ上にあるデータの取出しやサービスの呼出しを行うためのプロトコルであり、メッセージが XMLで記述されたヘッダとボディで構成されているものはどれか。【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:XMLで記述されたヘッダとボディからなるメッセージを使うプロトコルはSOAPです。
- 根拠:SOAPはWebサービスの通信に使われ、メッセージ構造が明確にXMLで定義されています。
- 差がつくポイント:CORBAやDCOMはバイナリ形式や独自形式で通信し、SIPはセッション制御用でXMLメッセージ構造とは異なります。
正解の理由
SOAPは「Simple Object Access Protocol」の略で、Webサービス間の通信に用いられます。メッセージは必ずXML形式で、ヘッダとボディの2つの部分に分かれており、これにより拡張性や柔軟な処理が可能です。問題文の「XMLで記述されたヘッダとボディで構成されるメッセージ」という特徴に完全に一致するため、選択肢エが正解です。
よくある誤解
CORBAやDCOMも分散オブジェクト間通信に使われますが、メッセージ形式はXMLではなくバイナリや独自形式です。SIPは通信セッションの制御に使われ、XMLメッセージ構造とは異なります。
解法ステップ
- 問題文の「XMLで記述されたヘッダとボディで構成されるメッセージ」に注目する。
- 各選択肢のプロトコルの特徴を思い出す。
- SOAPがXMLメッセージ構造を持つことを確認する。
- 他の選択肢はXMLメッセージ構造を持たないことを確認し除外する。
- よって、正解はエのSOAPと判断する。
選択肢別の誤答解説
- ア: CORBA
分散オブジェクト間通信のためのプロトコルですが、メッセージはバイナリ形式でありXMLではありません。 - イ: DCOM
Microsoftの分散コンポーネント技術で、こちらもバイナリ形式の通信でXMLメッセージ構造はありません。 - ウ: SIP
セッション制御プロトコルであり、音声通話やビデオ通話の開始・終了に使われます。XML形式のヘッダとボディのメッセージ構造ではありません。 - エ: SOAP
XMLで記述されたヘッダとボディからなるメッセージを使い、Webサービスの呼び出しに適したプロトコルです。
補足コラム
SOAPはHTTPやSMTPなどのトランスポート層の上で動作し、メッセージの構造が標準化されているため異なるプラットフォーム間でも相互運用性が高いです。近年はRESTful APIが普及していますが、SOAPは企業の基幹システムなどで根強く使われています。
FAQ
Q: SOAPとRESTの違いは何ですか?
A: SOAPはXMLベースで厳密なメッセージ構造を持ち、トランザクションやセキュリティ機能が豊富です。RESTはHTTPの標準メソッドを使い、より軽量で柔軟な設計が特徴です。
A: SOAPはXMLベースで厳密なメッセージ構造を持ち、トランザクションやセキュリティ機能が豊富です。RESTはHTTPの標準メソッドを使い、より軽量で柔軟な設計が特徴です。
Q: SIPはどのような用途で使われますか?
A: SIPは音声通話やビデオ通話などのセッション管理に使われるプロトコルで、通信の開始・終了や参加者の管理を行います。
A: SIPは音声通話やビデオ通話などのセッション管理に使われるプロトコルで、通信の開始・終了や参加者の管理を行います。
関連キーワード: SOAP, XMLメッセージ、Webサービス、分散処理、プロトコル、ヘッダとボディ、CORBA, DCOM, SIP

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