応用情報技術者 2018年 秋期 午前2 問14
問題文
3台の装置X〜Zを接続したシステム A, Bの稼働率に関する記述のうち、適切なものはどれか。ここで、3台の装置の稼働率は、いずれも0より大きく1より小さいものとし、並列に接続されている部分は、どちらか一方が稼働していればよいものとする。

選択肢
ア:各装置の稼働率の値によって、 AとBの稼働率のどちらが高いかは変化する。
イ:常にAとBの稼働率は等しい。
ウ:常にAの稼働率が高い。
エ:常にBの稼働率が高い。(正解)
3台の装置X〜Zを接続したシステム A, Bの稼働率に関する問題【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:システムBの稼働率は常にシステムAの稼働率以上であり、正解は「エ」です。
- 根拠:BはXとZが直列接続され、Yが並列接続されているため、Aよりも冗長性が高く稼働率が向上します。
- 差がつくポイント:並列・直列接続の稼働率計算の理解と、システム構成の違いによる冗長性の評価が重要です。
正解の理由
システムAはXとYが並列、その後にZが直列接続されています。稼働率は
一方、システムBはXとZが直列接続され、その結果とYが並列接続されています。稼働率は
この式から、Bの稼働率はAの稼働率より常に高くなります。つまり、BはAよりも信頼性が高い構成です。
一方、システムBはXとZが直列接続され、その結果とYが並列接続されています。稼働率は
この式から、Bの稼働率はAの稼働率より常に高くなります。つまり、BはAよりも信頼性が高い構成です。
よくある誤解
- 並列接続は単純に稼働率を足すだけと誤解しやすいです。
- 直列接続と並列接続の稼働率計算を混同し、システム全体の信頼性を誤って評価することがあります。
解法ステップ
- 各装置の稼働率を とする。
- システムAの稼働率を並列と直列の組み合わせで計算する。
- システムBの稼働率を同様に計算し、式を比較する。
- どちらの稼働率が常に高いかを判断する。
- 選択肢の中から正しいものを選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: 「各装置の稼働率によってAとBの優劣が変わる」は誤り。Bの構成は常にAより高い稼働率を持つ。
- イ: 「常に等しい」は誤り。構成の違いにより稼働率は異なる。
- ウ: 「常にAが高い」は誤り。Bの方が冗長性が高く稼働率が高い。
- エ: 「常にBが高い」が正解。
補足コラム
システムの信頼性設計では、装置の直列接続は全体の信頼性を下げ、並列接続は信頼性を向上させます。直列は「すべて正常稼働」が必要ですが、並列は「どれか一つ正常稼働」で良いためです。信頼性工学の基礎として必ず理解しておきましょう。
FAQ
Q: 並列接続の稼働率はどう計算しますか?
A: 並列接続の稼働率は「どちらか一方が稼働している確率」で、 となります。
A: 並列接続の稼働率は「どちらか一方が稼働している確率」で、 となります。
Q: 直列接続の稼働率はどう計算しますか?
A: 直列接続は全ての装置が稼働している必要があり、 で計算します。
A: 直列接続は全ての装置が稼働している必要があり、 で計算します。
関連キーワード: 稼働率、信頼性工学、並列接続、直列接続、システム設計、冗長性

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