応用情報技術者 2019年 秋期 午前2 問26
問題文
データベースの概念設計に用いられ、対象世界を、実体と実体間の関連という二つの概念で表現するデータモデルはどれか。
選択肢
ア:E-R モデル(正解)
イ:階層モデル
ウ:関係モデル
エ:ネットワークモデル
データベースの概念設計に用いられるデータモデル【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:対象世界を「実体」と「実体間の関連」で表現するのはア: E-Rモデルです。
- 根拠:E-Rモデルはエンティティ(実体)とリレーションシップ(関連)を用いて概念設計を行い、データ構造を直感的に表現します。
- 差がつくポイント:他のモデルは物理的なデータ構造やテーブル形式に重点を置くため、概念設計段階での表現力に違いがあります。
正解の理由
E-Rモデル(Entity-Relationshipモデル)は、データベースの概念設計で最も広く使われるモデルです。実体(Entity)とは現実世界の対象物や事象を表し、関連(Relationship)はそれらの実体間の関係性を示します。この二つの概念により、対象世界の構造をわかりやすく図式化できるため、設計者がデータの意味や構造を正確に把握しやすくなります。
よくある誤解
階層モデルやネットワークモデルもデータの関連を表現しますが、これらは物理的なデータ構造に近く、概念設計の段階で使うものではありません。関係モデルはテーブル形式で表現し、実体と関連の概念を直接表すわけではありません。
解法ステップ
- 問題文の「概念設計」「実体と実体間の関連」というキーワードに注目する。
- E-Rモデルが「実体(Entity)」と「関連(Relationship)」で表現することを思い出す。
- 他の選択肢(階層モデル、関係モデル、ネットワークモデル)がどの段階で使われるかを確認する。
- 概念設計に最適なモデルとしてE-Rモデルを選択する。
選択肢別の誤答解説
- イ: 階層モデル
データを木構造で表現し、親子関係に限定されるため、複雑な関連を表現しにくい。概念設計より物理設計寄り。 - ウ: 関係モデル
テーブル(関係)でデータを表現し、実体や関連の概念は直接表さない。論理設計以降で用いる。 - エ: ネットワークモデル
複雑な多対多の関連を表現可能だが、物理的なデータ構造の一種であり、概念設計の段階ではない。
補足コラム
E-Rモデルは1976年にピーター・チェンによって提唱され、データベース設計の標準的手法となりました。実体は長方形、関連は菱形で表され、属性も付加して詳細な設計が可能です。概念設計の段階で使うことで、後の論理設計や物理設計の基盤を作ります。
FAQ
Q: E-Rモデルはどの段階で使うのですか?
A: 概念設計の段階で使い、対象世界の構造を抽象的に表現します。
A: 概念設計の段階で使い、対象世界の構造を抽象的に表現します。
Q: 関係モデルとE-Rモデルの違いは何ですか?
A: E-Rモデルは概念設計で実体と関連を表現し、関係モデルは論理設計でテーブル形式に変換したものです。
A: E-Rモデルは概念設計で実体と関連を表現し、関係モデルは論理設計でテーブル形式に変換したものです。
関連キーワード: E-Rモデル、実体、関連、概念設計、データベース設計、階層モデル、関係モデル、ネットワークモデル

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