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応用情報技術者 2019年 春期 午前252


問題文

ある組織では、プロジェクトのスケジュールとコストの管理にアーンドバリューマネジメントを用いている。期間10日間のプロジェクトの,5日目の終了時点の状況は表のとおりである。この時点でのコスト効率が今後も続くとしたとき、完成時総コスト見積り(EAC)は何万円か。
応用情報技術者 2019年 春期 午前2 問52の問題画像

選択肢

110
120
135
150(正解)

アーンドバリューマネジメントによる完成時総コスト見積りの計算【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:完成時総コスト見積り(EAC)は150万円となります。
  • 根拠:EACは「EAC = BAC ÷ CPI」で計算し、CPIはEV ÷ ACで求めます。
  • 差がつくポイント:CPIの計算ミスやEACの公式の誤用を避けることが重要です。

正解の理由

完成時総予算(BAC)が100万円、5日目のアーンドバリュー(EV)が40万円、実コスト(AC)が60万円です。
コスト効率を示すCPIはEV ÷ AC = 40 ÷ 60 = 0.6667。
EACは「BAC ÷ CPI」で計算するため、100 ÷ 0.6667 ≒ 150万円となり、選択肢の中ではエが正解です。

よくある誤解

CPIを計算せずに単純にACとBACを足す、またはPVを使って計算する誤りが多いです。
また、EACの公式を「BAC - EV + AC」と混同するケースもあります。

解法ステップ

  1. BAC(完成時総予算)を確認する → 100万円
  2. EV(アーンドバリュー)とAC(実コスト)を確認する → EV=40万円、AC=60万円
  3. CPI(コストパフォーマンス指数)を計算する → CPI = EV ÷ AC = 40 ÷ 60 = 0.6667
  4. EAC(完成時総コスト見積り)を計算する → EAC = BAC ÷ CPI = 100 ÷ 0.6667 ≒ 150万円
  5. 選択肢から最も近い値を選ぶ → エ: 150万円

選択肢別の誤答解説

  • ア(110万円):CPIを1.0近くと誤認し、BACに少し上乗せしただけの誤り。
  • イ(120万円):CPIを0.83(40/48など誤った値)と計算した可能性。
  • ウ(135万円):CPIの計算ミスやEACの公式を部分的に誤用した結果。
  • エ(150万円):正しいCPI計算とEAC公式の適用による正解。

補足コラム

アーンドバリューマネジメント(EVM)は、プロジェクトの進捗とコスト効率を定量的に評価する手法です。
CPI(Cost Performance Index)はコスト効率を示し、1未満ならコスト超過、1以上なら効率良好を意味します。
EACは現状のコスト効率が今後も続くと仮定した完成時の総コスト見積りで、プロジェクト管理に不可欠な指標です。

FAQ

Q: CPIが1より小さい場合、EACはBACより大きくなるのはなぜですか?
A: CPI<1はコスト効率が悪いことを示し、同じ効率が続くと予想されるため、完成時コストは予算を超える見込みとなります。
Q: EACの計算でPVは使わないのですか?
A: PVは計画された作業の価値を示す指標で、EAC計算には直接使いません。EACは主にBACとCPIを用います。

関連キーワード: アーンドバリューマネジメント、EAC, CPI, プロジェクト管理、コスト管理
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