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応用情報技術者 2020年 秋期 午前201


問題文

正の整数の10進表示の桁数 Dと2進表示の桁数Bとの関係を表す式のうち、最も適切なものはどれか。

選択肢

(正解)

🔒 解説は解答すると表示されます

桁数の基数変換【午前2解説】

正解の理由

2進表示の桁数を 、10進表示の桁数を とすると、 が成り立ちます。
を両辺に を掛けると が得られ、床関数を考慮すると これに1を足して が成り立ち、連続的近似としては が自然です。したがって選択肢が最も適切です()。

解法ステップ

  1. N の定義:正の整数 N の2進桁数 、10進桁数 を確認。
  2. 不等式変換: で掛けて を得る。
  3. 床関数による上下界:上の不等式から床・天井を用いて と表現し、連続近似 を導く。
  4. 定数評価: を用いて実用的に近似する。

選択肢別の誤答解説

  • ア:
    次元が合わず、 の対数を取る形は桁数のスケールを正しく表さない。例えば のとき右辺は となり実際の と合わない。
  • イ:
    係数が大きすぎる。 の対数に10を掛けると桁数を大きく誤認する()。
  • ウ:
    は逆の変換に近く、2進桁数を10進桁数に直すのにおよそ3倍にしてしまう。実際は10進桁数は2進桁数の約0.301倍であるため方向が逆。
  • エ:
    正しい変換(係数は )。床・天井を考慮した厳密な上下界も上の通り表せる。

よくある誤解

  • 「不等式に1をそのまま足せばよい」
    に 1 を足す操作と床関数の扱いを混同すると誤る。整数の上下界は床・天井で扱う必要がある。
  • 「比例関係は常に整数の等号になる」
    係数 による近似は連続的な比例であり、実際の桁数は床・天井で離散化されるため厳密には区間になる。
  • 「対数の底を取り違える」
    は逆数関係にあるため、取り違えると大きく誤る。

補足コラム

  • 一般の基数変換:基数 表示の桁数 、基数 表示の桁数 の間には類似の関係があり、 が成り立ちます( のとき)。連続近似では を使えます。
  • 実務的な目安:2進→10進の目安は「」。逆に10進→2進は「」と覚えると速い(ただし四捨五入や +1 の影響に注意)。

FAQ

Q1: 等号はいつ成り立ちますか?
A1: 等号は一般には成り立ちません。 は床関数で定義される離散量なので、厳密には区間で表されます。等号になるのは特定の (境界に一致する場合)に限られます。
Q2: がちょうど のときはどうなる?
A2: 例えば のとき なので を除く)となり、 がちょうど境界値を与えうるため、床・天井の扱いで上界・下界の端点に入る場合があります。同様に も境界的扱いになります。
Q3: 簡単に桁数を見積もるコツは?
A3: 2進桁数 が分かっているなら を用い、必要なら上下1の余裕を見て判断すると良いです。

関連キーワード: 桁数変換、対数、floor、ceil、log10 2、進数変換、近似係数
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