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応用情報技術者 2020年 秋期 午前225


問題文

800×600ピクセル、24ビットカラーで30フレーム/秒の動画像の配信に最小限必要な帯域幅はおよそ幾らか。ここで、通信時にデータ圧縮は行わないものとする。

選択肢

350kビット/秒
3.5Mビット/秒
35Mビット/秒
350Mビット/秒(正解)

🔒 解説は解答すると表示されます

未圧縮動画の帯域幅【午前2解説】

正解の理由

画面1枚あたりのデータ量にフレームレートを掛けると、1秒間に必要なビット数が求まります。
ここでは画素数 、色深度は24ビット(1画素=24ビット)、フレームレートは30fpsなので、1秒あたりのビット数は ビットとなり、およそ Mビット/秒、四捨五入で約 Mビット/秒です。したがって選択肢の中では が妥当です。

解法ステップ

  1. 1フレームの画素数を求める:(画素/frame)。
  2. 1画素あたりのビット数を掛ける:(ビット/frame)。
  3. フレームレートを掛けて1秒あたりに換算:(ビット/秒)。
  4. 単位をまとめると約 Mビット/秒 → 約 Mビット/秒(選択肢に合わせて概算)。
数式で表すと、

選択肢別の誤答解説

  • ア: 350kビット/秒
    1フレーム分のデータすら賄えない桁違いに小さい値です。k(キロ)は1,000倍でしかなく、数百キロビットでは動画どころか単一の画像転送にも不足します。
  • イ: 3.5Mビット/秒
    こちらも桁が小さすぎます。先の計算では1フレームあたり約11.52Mビットなので、1秒に30フレームでは遥かに大きくなります。
  • ウ: 35Mビット/秒
    イと同様に桁が一桁小さい誤答です。35Mでは1フレーム分のデータ(約11.52M)×30に達しません。
  • エ: 350Mビット/秒
    計算結果の約345.6Mビット/秒を四捨五入した値として最も近く、正しい選択です。よって が正解です。

よくある誤解

  • 24ビットカラーを3バイト()と正しく認識せず、ビット数とバイト数の換算を間違えることがあります。ビットとバイトの扱いを混同すると桁が8倍ずれるため注意してください。
  • 「圧縮される前提」で計算してしまう誤り。問題では「圧縮なし」と明記されています。実際の配信では圧縮により必要帯域は大きく下がる場合がありますが、本問は未圧縮で計算する点が重要です。
  • フレームレートや色深度を省略して計算するミス。特に30fpsや24ビットを掛け忘れると大幅に小さい値になります。

補足コラム

  • 実務ではプロトコルやパケットヘッダ、誤り訂正、同期情報などのオーバーヘッドやネットワークの余裕(マージン)を考慮し、計算上の必要帯域より余裕を持たせます。例えば345.6 Mbit/sの未圧縮映像を実際に伝送する場合、冗長性や伝送効率を考えてさらに数%〜数十%の余裕を想定します。
  • 一般的なストリーミングでは圧縮(H.264/H.265など)を用いるため、同じ解像度・フレームレートでも数Mbps〜数十Mbps程度にまで削減可能です。用途に応じたコーデック選定が重要です。

FAQ

Q: 24ビットカラーはなぜ3バイトなのですか?
A: 1バイト=8ビットなので、 より1画素=3バイトです。3チャンネル(RGB)各8ビットで表現されるため直感的にも3バイトです。
Q: ピクセル数は縦×横で良いのですか?
A: はい。1フレームの総ピクセル数は横ピクセル数×縦ピクセル数です。
Q: 四捨五入はどの程度許容されますか?
A: 本問の選択肢は桁が分かれているため、345.6Mbit/sを350Mbit/sと概算して差し支えありません。試験問題では概算で最も近い選択肢を選びます。
Q: ネットワーク上での単位はビットとバイト、どちらを使うべきですか?
A: 帯域幅を表す場合は一般にビット/秒(bps)を使います。ストレージ容量はバイト(B)を使うことが多いので混同しないようにしてください。

関連キーワード: 帯域幅、ピクセル数、カラービット深度、フレームレート、ビットとバイト、未圧縮動画、データレート計算
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