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応用情報技術者 2021年 秋期 午前232


問題文

TCP/IPネットワークにおける ARPの説明として、適切なものはどれか。

選択肢

IPアドレスから MACアドレスを得るプロトコルである。(正解)
IP ネットワークにおける誤り制御のためのプロトコルである。
ゲートウェイ間のホップ数によって経路を制御するプロトコルである。
端末に対して動的にIPアドレスを割り当てるためのプロトコルである。

TCP/IPネットワークにおけるARPの説明【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:ARPはIPアドレスから対応するMACアドレスを取得するためのプロトコルです。
  • 根拠:IP通信はネットワーク層で行われますが、実際のデータ転送はリンク層のMACアドレスを使うため、対応付けが必要です。
  • 差がつくポイント:ARPの役割を誤解し、誤り制御や経路制御、IPアドレス割当と混同しないことが重要です。

正解の理由

ア: IPアドレスから MACアドレスを得るプロトコルである。
ARP(Address Resolution Protocol)は、IPアドレスを指定して対応するMACアドレスを取得するためのプロトコルです。IPパケットを送信する際、同一ネットワーク内の宛先MACアドレスが分からない場合にARPリクエストを送信し、応答でMACアドレスを得ます。これにより、データリンク層での通信が可能になります。

よくある誤解

ARPは誤り制御や経路制御、IPアドレスの割当を行うものではありません。これらは別のプロトコルの役割です。

解法ステップ

  1. 問題文の「ARP」の役割を正確に理解する。
  2. 各選択肢の説明がARPの機能に合致しているか確認する。
  3. IPアドレスとMACアドレスの関係を思い出す。
  4. 誤り制御(例:ICMP)、経路制御(例:RIP)、IP割当(例:DHCP)との違いを整理する。
  5. 最も適切な選択肢を選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • イ: 誤り制御はICMPなどが担当し、ARPの役割ではありません。
  • ウ: 経路制御はルーティングプロトコル(RIPやOSPF)が行い、ARPとは無関係です。
  • エ: IPアドレスの動的割当はDHCPの役割であり、ARPとは異なります。

補足コラム

ARPはIPv4ネットワークで広く使われていますが、IPv6では同様の機能を「Neighbor Discovery Protocol(NDP)」が担います。ARPはブロードキャストを使ってMACアドレスを問い合わせるため、ネットワーク負荷を考慮する必要があります。

FAQ

Q: ARPはどの層のプロトコルですか?
A: ARPはOSI参照モデルのデータリンク層とネットワーク層の間で動作し、IPアドレス(ネットワーク層)からMACアドレス(データリンク層)を解決します。
Q: ARPが使われるのはどんな場合ですか?
A: 同一ネットワーク内でIPパケットを送る際に、宛先のMACアドレスが不明な場合にARPが使われます。

関連キーワード: ARP, MACアドレス、IPアドレス、ネットワーク層、データリンク層、DHCP, ICMP, ルーティングプロトコル
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