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応用情報技術者 2021年 秋期 午前233


問題文

PCが、NAPT (IPマスカレード) 機能を有効にしているルータを経由してインターネットに接続されているとき、PC からインターネットに送出されるパケットの TCPとIPのヘッダのうち、ルータを経由する際に書き換えられるものはどれか。

選択肢

宛先のIPアドレスと宛先のポート番号
宛先のIPアドレスと送信元のIPアドレス
送信元のポート番号と宛先のポート番号
送信元のポート番号と送信元のIPアドレス(正解)

PCがNAPT (IPマスカレード) 機能を有効にしているルータを経由してインターネットに接続されているときのTCP/IPヘッダ書き換え【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:NAPTルータは送信元IPアドレスと送信元ポート番号を書き換えることで複数端末の通信を1つのグローバルIPに集約します。
  • 根拠:NAPTはプライベートIPをグローバルIPに変換し、ポート番号も変えることで通信の識別を可能にします。
  • 差がつくポイント:宛先情報は変えず、送信元情報のみ書き換える点を正確に理解することが重要です。

正解の理由

NAPT(Network Address Port Translation)は、複数のプライベートIPアドレスを1つのグローバルIPアドレスに変換し、同時に送信元ポート番号も書き換えます。これにより、外部からの応答パケットを正しい内部端末に戻せるようにします。したがって、送信元IPアドレスと送信元ポート番号が書き換えられ、宛先IPアドレスやポート番号は変更されません。よって、正解はエ: 送信元のポート番号と送信元のIPアドレスです。

よくある誤解

宛先のIPアドレスやポート番号も書き換わると誤解しがちですが、NAPTは送信元情報のみを変換します。これにより通信の方向性が保たれます。

解法ステップ

  1. NAPTの役割を理解する(プライベートIPをグローバルIPに変換)
  2. 送信元と宛先のIPアドレス・ポート番号の違いを整理する
  3. 送信元IPアドレスと送信元ポート番号が書き換えられることを確認する
  4. 宛先情報は変更されないことを念頭に置く
  5. 選択肢の中から送信元IPと送信元ポートを含むものを選ぶ

選択肢別の誤答解説

  • ア: 宛先のIPアドレスと宛先のポート番号
    → 宛先情報は変更されず、誤りです。
  • イ: 宛先のIPアドレスと送信元のIPアドレス
    → 宛先IPは変わらず、送信元ポート番号も変わるため不完全です。
  • ウ: 送信元のポート番号と宛先のポート番号
    → 宛先ポート番号は変わらず、誤りです。
  • エ: 送信元のポート番号と送信元のIPアドレス
    → 正しくNAPTの動作を表しています。

補足コラム

NAPTはIPv4アドレス枯渇問題の解決策として広く使われています。送信元IPとポート番号を変えることで、1つのグローバルIPで多数の内部端末がインターネットにアクセス可能です。これに対し、単純なNATはIPアドレスのみを変換します。

FAQ

Q: なぜ宛先IPアドレスは書き換えられないのですか?
A: 宛先IPは通信の目的地を示すため、変更すると通信が成立しません。NAPTは送信元情報のみを変換します。
Q: 送信元ポート番号も変える理由は何ですか?
A: 同じグローバルIPを複数端末で共有するため、ポート番号を変えて通信を識別します。

関連キーワード: NAPT, IPマスカレード、NAT, TCP/IPヘッダ、送信元IPアドレス、送信元ポート番号、ルータ、ネットワークアドレス変換
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