応用情報技術者 2021年 秋期 午前2 問34
問題文
UDPのヘッダフィールドにはないが、TCPのヘッダフィールドには含まれる情報はどれか。
選択肢
ア:宛先ポート番号
イ:シーケンス番号(正解)
ウ:送信元ポート番号
エ:チェックサム
UDPのヘッダフィールドにはないが、TCPのヘッダフィールドには含まれる情報はどれか【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:TCPヘッダには「シーケンス番号」が含まれ、UDPヘッダには存在しません。
- 根拠:TCPは信頼性の高い通信を実現するため、データの順序制御にシーケンス番号を使います。
- 差がつくポイント:UDPはコネクションレスで順序制御を行わないため、シーケンス番号を持たず、ポート番号やチェックサムは共通です。
正解の理由
TCPはコネクション型通信で、送信したデータの順序を保証するために「シーケンス番号」をヘッダに含めています。一方、UDPはコネクションレスで単純なデータ転送を行うため、シーケンス番号は不要です。したがって、選択肢の中でTCPにのみ存在する情報は「イ: シーケンス番号」です。
よくある誤解
UDPにはポート番号やチェックサムがないと誤解されがちですが、これらはUDPにも存在します。シーケンス番号だけがTCP特有のフィールドです。
解法ステップ
- TCPとUDPの基本的な特徴を理解する(コネクション型 vs コネクションレス)。
- 両者のヘッダ構造を比較し、共通項目と相違点を把握する。
- ポート番号やチェックサムは両方に存在することを確認する。
- シーケンス番号がTCP特有のフィールドであることを認識する。
- 選択肢の中からTCPにのみあるものを選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: 宛先ポート番号
→ TCP・UDP両方に存在し、通信相手のアプリケーション識別に使われます。 - イ: シーケンス番号
→ TCPの信頼性確保のために使われ、UDPにはありません。 - ウ: 送信元ポート番号
→ こちらも両者に共通し、送信元アプリケーションを識別します。 - エ: チェックサム
→ データの誤り検出用で、TCP・UDP両方に含まれています。
補足コラム
TCPのシーケンス番号は、送信したバイトストリームの位置を示し、受信側がデータの順序を正しく再構築できるようにします。これにより、パケットの再送や重複排除が可能となり、信頼性の高い通信を実現しています。
FAQ
Q: UDPにシーケンス番号がないと通信はどうなるのですか?
A: UDPは順序保証や再送制御を行わないため、パケットの順序が入れ替わったり欠落しても検出・修正しません。リアルタイム性が重視される用途に適しています。
A: UDPは順序保証や再送制御を行わないため、パケットの順序が入れ替わったり欠落しても検出・修正しません。リアルタイム性が重視される用途に適しています。
Q: TCPのチェックサムとUDPのチェックサムは同じですか?
A: 基本的な役割は同じで、データの誤り検出に使われますが、計算方法や適用範囲に若干の違いがあります。
A: 基本的な役割は同じで、データの誤り検出に使われますが、計算方法や適用範囲に若干の違いがあります。
関連キーワード: TCPヘッダ、UDPヘッダ、シーケンス番号、ポート番号、チェックサム、コネクション型通信、コネクションレス通信

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