応用情報技術者 2021年 春期 午前2 問28
問題文
NoSQLの一種である、グラフ指向 DBの特徴として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:データ項目の値として階層構造のデータをドキュメントとしてもつことができる。 また、ドキュメントに対しインデックスを作成することもできる。
イ:ノード、リレーション、プロパティで構成され、ノード間をリレーションでつないで構造化する。 ノード及びリレーションはプロパティをもつことができる。(正解)
ウ:一つのキーに対して一つの値をとる形をしている。 値の型は定義されていないので、様々な型の値を格納することができる。
エ:一つのキーに対して複数の列をとる形をしている。 関係データベースとは異なり、列の型は固定されていない。
NoSQLの一種である、グラフ指向DBの特徴【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:グラフ指向DBはノードとリレーションで構成され、ノード間の関係性を明確に表現できる点が特徴です。
- 根拠:ノード(頂点)とリレーション(辺)にプロパティを持たせ、複雑なネットワーク構造を効率的に管理します。
- 差がつくポイント:他のNoSQLタイプ(ドキュメント型、キー・バリュー型、カラム型)との違いを理解し、グラフDBの構造的特徴を正確に把握することが重要です。
正解の理由
選択肢イは、グラフ指向DBの基本構造である「ノード」「リレーション」「プロパティ」を正確に説明しています。ノードはエンティティを表し、リレーションはノード間の関係を示し、両者に属性情報(プロパティ)を持たせることで複雑な関係性を表現可能です。これがグラフDBの最大の特徴であり、他のNoSQLタイプとは明確に異なります。
よくある誤解
グラフDBは単なるキー・バリュー型やドキュメント型の拡張ではなく、関係性を重視したデータモデルである点を誤解しやすいです。ノードとリレーションの違いを混同しがちです。
解法ステップ
- NoSQLの種類を理解する(ドキュメント型、キー・バリュー型、カラム型、グラフ型)。
- グラフ指向DBの構造要素(ノード、リレーション、プロパティ)を確認する。
- 各選択肢の説明がどのNoSQLタイプに該当するかを判別する。
- グラフDBの特徴に合致する選択肢を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: ドキュメント指向DBの特徴。階層構造のデータをドキュメントとして扱い、インデックスも可能。グラフDBとは異なる。
- イ: 正解。ノード、リレーション、プロパティで構成され、関係性を明確に表現。
- ウ: キー・バリュー型DBの特徴。単純なキーと値のペアで構成され、値の型は自由。
- エ: カラム指向DBの特徴。キーに複数の列を持ち、列の型は固定されていない。
補足コラム
グラフ指向DBはSNSの友人関係や物流ネットワーク、推薦システムなど、複雑な関係性を扱う分野で特に有効です。代表的な製品にはNeo4jやAmazon Neptuneがあります。SQLのようなリレーショナルDBとは異なり、JOIN操作を多用せずに高速な関係探索が可能です。
FAQ
Q: グラフ指向DBはどんな場面で使われますか?
A: 複雑なネットワーク構造の分析や、ソーシャルネットワーク、推薦システム、詐欺検出などに適しています。
A: 複雑なネットワーク構造の分析や、ソーシャルネットワーク、推薦システム、詐欺検出などに適しています。
Q: ノードとリレーションの違いは何ですか?
A: ノードはエンティティ(人や物など)を表し、リレーションはノード間の関係性(友人関係や取引など)を示します。
A: ノードはエンティティ(人や物など)を表し、リレーションはノード間の関係性(友人関係や取引など)を示します。
関連キーワード: グラフ指向DB, NoSQL, ノード、リレーション、プロパティ、ドキュメント指向DB, キー・バリュー型DB, カラム指向DB

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