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応用情報技術者 2022年 秋期 午前215


問題文

あるクライアントサーバシステムにおいて、クライアントから要求された1件の検索を処理するために、サーバで平均100万命令が実行される。1件の検索につき、ネットワーク内で転送されるデータは平均バイトである。このサーバの性能は 100MIPSであり、ネットワークの転送速度はビット/秒である。このシステムにおいて、1秒間に処理できる検索要求は何件か。ここで、処理できる件数は、サーバとネットワークの処理能力だけで決まるものとする。また、1バイトは8ビットとする。

選択肢

50(正解)
100
200
400

あるクライアントサーバシステムの処理能力計算【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:1秒間に処理できる検索要求は50件である。
  • 根拠:サーバの処理能力とネットワーク転送速度の両方から処理時間を計算し、遅い方をボトルネックとする。
  • 差がつくポイント:命令数とMIPS、データ量と転送速度の単位変換を正確に行い、処理時間を比較することが重要。

正解の理由

1件の検索処理に必要なサーバ命令数は100万命令、サーバ性能は100MIPSなので、サーバ処理時間は

ネットワーク転送データはバイト=ビット、転送速度はビット/秒なので、転送時間は

処理全体のボトルネックはネットワーク転送時間の0.02秒であるため、1秒間に処理できる件数は

よって、正解はア: 50件です。

よくある誤解

サーバ処理時間だけで判断しがちですが、ネットワーク転送時間も必ず計算し、遅い方を基準にする必要があります。
また、バイトとビットの単位変換ミスも頻出ミスです。

解法ステップ

  1. 1件あたりのサーバ処理時間を計算する(命令数 ÷ MIPS)。
  2. 1件あたりのネットワーク転送時間を計算する(データ量×8ビット ÷ 転送速度)。
  3. サーバ処理時間とネットワーク転送時間の大きい方をボトルネック時間とする。
  4. 1秒間に処理可能な件数を、1秒 ÷ ボトルネック時間で求める。
  5. 選択肢と照合し、最も近い値を選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • イ: 100件
    サーバ処理時間のみ考慮した場合の理論値で、ネットワーク転送時間を無視している。
  • ウ: 200件
    転送速度や命令数の単位変換ミスにより、処理時間を過小評価している。
  • エ: 400件
    両方の処理時間を大幅に過小評価し、現実的な性能を超えている。

補足コラム

MIPS(Million Instructions Per Second)はCPUの処理速度を示す指標で、命令数をMIPSで割ると処理時間が求まります。ネットワーク転送速度はビット/秒で表されるため、バイトをビットに変換する際は8倍することを忘れないようにしましょう。システム全体の処理能力は、最も遅い部分(ボトルネック)によって決まるため、複数の要素を比較することが重要です。

FAQ

Q: MIPSが100の場合、1命令の処理時間はどのくらいですか?
A: 1命令の処理時間は秒(10ナノ秒)です。
Q: ネットワーク転送速度がボトルネックになる理由は?
A: 転送速度が遅いとデータの送受信に時間がかかり、全体の処理速度を制限するためです。

関連キーワード: MIPS, ネットワーク転送速度、ボトルネック、単位変換、処理時間計算
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