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応用情報技術者 2022年 秋期 午前263


問題文

エンタープライズアーキテクチャ (EA) を説明したものはどれか。

選択肢

オブジェクト指向設計を支援する様々な手法を統一して標準化したものであり、 クラス図などの構造図と、 ユースケース図などの振る舞い図によって、 システムの分析や設計を行うものである。
概念データモデルを、 エンティティとリレーションシップとで表現することによって、データ構造やデータ項目間の関係を明らかにするものである。
各業務や情報システムなどを、 ビジネスアーキテクチャ、 データアーキテクチャ、 アプリケーションアーキテクチャ、 テクノロジアーキテクチャの四つの体系で分析し、全体最適化の観点から見直すものである。(正解)
企業のビジネスプロセスを、 データフロー、 プロセス、 ファイル、 データ源泉/データ吸収の四つの基本要素で抽象化して表現するものである。

エンタープライズアーキテクチャ (EA) の説明【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:エンタープライズアーキテクチャは、業務や情報システムを複数の体系で分析し、全体最適化を図る枠組みです。
  • 根拠:ビジネス、データ、アプリケーション、テクノロジの4つのアーキテクチャ層で企業全体を俯瞰し、整合性を保ちながら改善します。
  • 差がつくポイント:EAは単なる設計手法やデータモデルではなく、企業全体のITと業務の調和を目指す包括的な枠組みである点を理解することが重要です。

正解の理由

選択肢ウは、EAの本質を正確に表現しています。EAは企業の業務や情報システムを「ビジネスアーキテクチャ」「データアーキテクチャ」「アプリケーションアーキテクチャ」「テクノロジアーキテクチャ」の4つの層で体系的に分析し、全体最適化を目指す枠組みです。これにより、IT投資の無駄を省き、業務効率化や戦略的なIT活用を実現します。

よくある誤解

EAを単なるシステム設計手法やデータモデルと混同しがちですが、EAは企業全体のITと業務の整合性を図るための包括的な枠組みです。

解法ステップ

  1. 問題文の「エンタープライズアーキテクチャ」の定義を確認する。
  2. 選択肢の内容が「企業全体の業務やシステムを体系的に分析し最適化する枠組み」かを判断する。
  3. 他の選択肢が特定の設計手法やモデルに限定されていないかを確認する。
  4. 4つのアーキテクチャ層(ビジネス、データ、アプリケーション、テクノロジ)を含む選択肢を選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア:オブジェクト指向設計の手法(UMLなど)を説明しており、EAの説明ではありません。
  • イ:概念データモデルの説明で、データ構造の表現に特化しているためEAの全体像とは異なります。
  • ウ:正解。EAの4つの体系で企業全体を分析し最適化する枠組みを正しく説明しています。
  • エ:企業のビジネスプロセスをデータフロー図などで表現する手法の説明で、EAの包括的な枠組みではありません。

補足コラム

エンタープライズアーキテクチャは、TOGAFやFEAFなどのフレームワークが有名です。これらは企業のIT戦略と業務戦略を連携させるためのガイドラインを提供し、IT投資の効果最大化やリスク低減に寄与します。

FAQ

Q: EAはどのような企業に必要ですか?
A: 複雑な業務や多様なシステムを持つ大規模企業で、ITと業務の整合性を高めたい場合に特に有効です。
Q: EAとシステム設計の違いは何ですか?
A: EAは企業全体のITと業務の枠組みを設計するもので、システム設計はその一部の詳細設計にあたります。

関連キーワード: エンタープライズアーキテクチャ、ビジネスアーキテクチャ、データアーキテクチャ、アプリケーションアーキテクチャ、テクノロジアーキテクチャ
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