応用情報技術者 2023年 秋期 午前2 問53
問題文
プロジェクトのスケジュールを短縮したい。当初の計画は図1のとおりである。作業E を作業 E1, E2, E3に分けて、図2のとおりに計画を変更すると、スケジュールは全体で何日短縮できるか。

選択肢
ア:1(正解)
イ:2
ウ:3
エ:4
プロジェクトのスケジュール短縮問題【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:作業Eを3つに分割してもスケジュールは1日しか短縮できません。
- 根拠:クリティカルパス上の作業時間の合計が9日から8日に減少し、全体の最長経路が1日短縮されるためです。
- 差がつくポイント:クリティカルパスの理解と分割後の作業の依存関係を正確に把握できるかが鍵です。
正解の理由
作業Eは当初9日かかっていましたが、分割後はE1(3日)+E3(2日)=5日、E2(4日)は別経路で、ダミー作業で依存関係を調整しています。
クリティカルパスは「A(5日)→B(8日)→D(7日)→G(7日)」と「B→E→H→I」の2経路ですが、E分割後は「B→E1→E3→H→I」が5+4+2+4+2=17日から、E分割でE1+E3が5日に短縮され、全体の最長経路が1日短縮されます。
したがって、スケジュール短縮は1日で、選択肢アが正解です。
クリティカルパスは「A(5日)→B(8日)→D(7日)→G(7日)」と「B→E→H→I」の2経路ですが、E分割後は「B→E1→E3→H→I」が5+4+2+4+2=17日から、E分割でE1+E3が5日に短縮され、全体の最長経路が1日短縮されます。
したがって、スケジュール短縮は1日で、選択肢アが正解です。
よくある誤解
作業を分割すれば必ず大幅に短縮できると考えがちですが、依存関係やクリティカルパスの構造を無視すると誤った判断になります。
解法ステップ
- 図1の作業と所要日数を整理し、クリティカルパスを特定する。
- 図2の作業分割後の所要日数と依存関係を確認する。
- 分割後のクリティカルパスを再計算し、最長経路の所要日数を求める。
- 当初計画と比較し、短縮できた日数を算出する。
- 選択肢と照合し、正解を決定する。
選択肢別の誤答解説
- イ(2日):分割による短縮は1日であり、2日は過大評価です。
- ウ(3日):作業Eの分割で3日短縮は不可能で、依存関係が制約となります。
- エ(4日):4日短縮は過大で、クリティカルパスの最長経路が変わらないため誤りです。
補足コラム
クリティカルパス法(CPM)はプロジェクト管理で最も重要な手法の一つです。作業分割や並列化はスケジュール短縮に有効ですが、依存関係やリソース制約を考慮しないと効果が限定的です。ダミー作業は依存関係を明示するために用いられ、スケジュールの正確な把握に役立ちます。
FAQ
Q: 作業分割はなぜスケジュール短縮に繋がるのですか?
A: 作業を細分化し、並行処理や依存関係の見直しでクリティカルパスを短縮できるためです。
A: 作業を細分化し、並行処理や依存関係の見直しでクリティカルパスを短縮できるためです。
Q: ダミー作業とは何ですか?
A: 実作業ではなく、依存関係を示すために設けられる作業で、スケジュール計算の整合性を保ちます。
A: 実作業ではなく、依存関係を示すために設けられる作業で、スケジュール計算の整合性を保ちます。
関連キーワード: クリティカルパス、作業分割、プロジェクト管理、スケジュール短縮、ダミー作業

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