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応用情報技術者 2023年 春期 午前217


問題文

仮想記憶システムにおいて、ページ置換えアルゴリズムとしてFIFOを採用して仮想ページ参照列1, 4, 2, 4, 1, 3を3ページ枠の実記憶に割り当てて処理を行った。表の割当てステップ“3”までは、仮想ページ参照列中の最初の142をそれぞれ実記憶に割り当てた直後の実記憶ページの状態を示している。残りを全て参照した直後の実記憶ページの状態を示す太枠部分に該当するものはどれか。
応用情報技術者 2023年 春期 午前2 問17の問題画像応用情報技術者 2023年 春期 午前2 問17の選択肢の画像

選択肢

(正解)

仮想記憶システムのFIFOページ置換え【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:FIFOアルゴリズムでは最も古くから実記憶にあるページを順に置換え、最終的なページ状態は「3, 4, 2」となる。
  • 根拠:初期3ページ枠に「1, 4, 2」を割り当て、その後の参照でFIFOの順にページを置換えながら状態を更新するため。
  • 差がつくポイント:ページ置換えの順序を正確に追い、ページフォールトの発生と置換え対象を見極めることが重要。

正解の理由

FIFO(First In First Out)方式は、最も先に実記憶に割り当てられたページから順に置換えます。
ステップ3までに「1, 4, 2」が実記憶にあり、ステップ4で「4」を参照しますが既に存在するため置換えなし。
ステップ5で「1」を参照、これも実記憶にあるため置換えなし。
ステップ6で「3」を参照し、実記憶にないため最も古い「1」を置換えます。
結果、実記憶は「3, 4, 2」となり、選択肢の中でがこれに該当します。

よくある誤解

FIFOは最も古いページを置換えるため、最近参照されたページを優先するLRUとは異なります。
ページが存在している場合は置換えが発生しないことを忘れがちです。

解法ステップ

  1. ステップ1〜3で「1, 4, 2」を実記憶に割り当てる。
  2. ステップ4で「4」を参照、既に実記憶にあるため状態変化なし。
  3. ステップ5で「1」を参照、同様に状態変化なし。
  4. ステップ6で「3」を参照、実記憶にないため最も古い「1」を置換え。
  5. 最終状態は「3, 4, 2」となる。

選択肢別の誤答解説

  • ア:「1, 3, 4」は「3」が最後に入ったが「2」が置換えられておりFIFOの順序と異なる。
  • イ:「1, 4, 3」は「1」が置換えられていないため誤り。
  • ウ:「3, 4, 2」はFIFOの置換え順序に合致し正解。
  • エ:「4, 1, 3」は「1」が置換えられていないため誤り。

補足コラム

FIFOは実装が簡単で理解しやすい反面、Beladyの異常(ページ枠増加でページフォールトが増える現象)が起こることがあります。
LRUや最適置換えアルゴリズムと比較して性能が劣る場合もあるため、用途に応じて使い分けが必要です。

FAQ

Q: FIFOとLRUの違いは何ですか?
A: FIFOは最も古くからあるページを置換え、LRUは最も長く参照されていないページを置換えます。
Q: ページフォールトが起きたら必ず置換えが必要ですか?
A: ページフォールト時に空き枠があれば置換えは不要で、新規割当てのみ行います。

関連キーワード: 仮想記憶、ページ置換え、FIFO, ページフォールト、メモリ管理
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