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応用情報技術者 2023年 春期 午前245


問題文

次に示すような組織の業務環境において、特定のIPセグメントのIPアドレスを幹部のPCに動的に割り当て、一部のサーバへのアクセスをそのIPセグメントからだけ許可することによって、幹部のPCだけが当該サーバにアクセスできるようにしたい。利用するセキュリティ技術として、適切なものはどれか。   〔組織の業務環境〕  ・業務ではサーバにアクセスする。サーバは、組織の内部ネットワークからだけアクセスできる。  ・幹部及び一般従業員は同一フロアで業務を行っており、日によって席が異なるフリーアドレス制を取っている。  ・各席には有線LANポートが設置されており,PCを接続して組織の内部ネットワークに接続する。  ・ネットワークスイッチ1台に全てのPCとサーバが接続される。

選択肢

IDS
IPマスカレード
スタティックVLAN
認証VLAN(正解)

特定IPセグメントを幹部PCに動的割当しアクセス制御する技術【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:幹部PCに特定IPセグメントを動的割当し、アクセス制御するには「認証VLAN」が適切です。
  • 根拠:認証VLANはユーザ認証に基づき動的にVLANを割り当て、ネットワークアクセスを制御可能です。
  • 差がつくポイント:フリーアドレス制で席が固定されない環境で、動的にアクセス権限を変える必要がある点を理解すること。

正解の理由

「認証VLAN」はユーザ認証(例:802.1X認証)を行い、認証結果に応じて動的にVLANを割り当てます。これにより、幹部PCだけが特定のIPセグメントを利用でき、そのIPセグメントからのみサーバへのアクセスを許可できます。フリーアドレス制で席が変わっても、認証により適切なVLANに所属させるため、幹部以外のPCがアクセスできないように制御可能です。

よくある誤解

  • スタティックVLANは固定ポートに対してVLANを割り当てるため、席が変わるフリーアドレス制には不向きです。
  • IDSは監視ツールであり、アクセス制御の技術ではありません。

解法ステップ

  1. 問題文から「幹部PCに特定IPセグメントを動的割当」かつ「アクセス制御」が必要と読み取る。
  2. フリーアドレス制で席が変わるため、ポート固定のスタティックVLANは不適。
  3. IDSは侵入検知であり、アクセス制御には使えないと判断。
  4. IPマスカレードはNAT技術であり、アクセス制御の目的に合わない。
  5. 認証VLANはユーザ認証に基づき動的にVLAN割当が可能で、要件に合致する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: IDS
    侵入検知システムであり、アクセス制御やIP割当の機能はありません。
  • イ: IPマスカレード
    NATの一種であり、IPアドレスの変換を行うだけでアクセス制御には不向きです。
  • ウ: スタティックVLAN
    ポート単位でVLANを固定割当するため、席が変わるフリーアドレス制には対応できません。
  • エ: 認証VLAN
    ユーザ認証に基づき動的にVLANを割り当て、IPセグメントを制御できるため正解です。

補足コラム

認証VLANはIEEE 802.1X認証を利用し、ユーザや端末の認証結果に応じてネットワークスイッチがVLANを動的に割り当てます。これにより、物理的な接続場所に依存せずにアクセス制御が可能となり、フリーアドレス制やBYOD環境でのセキュリティ強化に有効です。

FAQ

Q: 認証VLANとスタティックVLANの違いは何ですか?
A: スタティックVLANは物理ポートに固定割当し、認証VLANはユーザ認証に基づき動的にVLANを割り当てます。
Q: IPマスカレードはアクセス制御に使えますか?
A: IPマスカレードはNAT技術であり、アクセス制御の目的には適しません。

関連キーワード: 認証VLAN, 802.1X認証、フリーアドレス制、VLAN動的割当、アクセス制御、ネットワークセキュリティ
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