応用情報技術者 2023年 春期 午前2 問68
問題文
バランススコアカードで使われる戦略マップの説明はどれか。
選択肢
ア:切り口となる二つの要素をX軸、Y軸として、市場における自社又は自社製品のポジションを表現したもの
イ:財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長という四つの視点を基に、課題、施策、目標の因果関係を表現したもの(正解)
ウ:市場の魅力度、自社の優位性という二つの軸から成る四つのセルに自社の製品や事業を分類して表現したもの
エ:どのような顧客層に対して、どのような経営資源を使用し、どのような製品・サービスを提供するのかを表現したもの
バランススコアカードで使われる戦略マップの説明【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:戦略マップは財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長の四つの視点で因果関係を示す図である。
- 根拠:バランススコアカードは組織の戦略を多面的に評価し、戦略マップはその因果関係を視覚化するツールとして用いられる。
- 差がつくポイント:市場ポジションや製品分類ではなく、組織の戦略目標間の因果関係を明確に表現している点を理解すること。
正解の理由
イは、バランススコアカードの四つの視点(財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長)を基に、課題や施策、目標の因果関係を表現した戦略マップの定義に合致しています。戦略マップは組織の戦略を具体的な目標に落とし込み、それらがどのように連鎖して成果に結びつくかを示すため、因果関係の表現が重要です。
よくある誤解
戦略マップを市場ポジションや製品分類の図と混同しやすいですが、それらは別の分析ツールであり、戦略マップは組織内の戦略目標の因果関係を示すものです。
解法ステップ
- バランススコアカードの四つの視点を思い出す(財務、顧客、内部プロセス、学習と成長)。
- 戦略マップの目的が「因果関係の可視化」であることを確認する。
- 選択肢の説明が因果関係を示しているかを判断する。
- 市場ポジションや製品分類に関する説明は戦略マップの説明として不適切と判断する。
- 因果関係を明確に示す選択肢を正解とする。
選択肢別の誤答解説
- ア:市場における自社や製品のポジションをX軸、Y軸で表現するのはポジショニングマップであり、戦略マップではない。
- イ:正解。四つの視点を基に因果関係を表現した戦略マップの説明。
- ウ:市場の魅力度と自社の優位性で製品や事業を分類するのはGEマトリックスなどの事業ポートフォリオ分析であり、戦略マップとは異なる。
- エ:顧客層や経営資源、製品・サービスの提供方法を表現するのはビジネスモデルキャンバスなどの説明に近く、戦略マップの説明ではない。
補足コラム
バランススコアカードは1990年代にロバート・カプランとデイビッド・ノートンによって提唱され、財務指標だけでなく非財務指標も含めて組織の戦略を評価します。戦略マップはその中で、目標間の因果関係を視覚的に示し、戦略の理解と共有を促進する重要なツールです。
FAQ
Q: 戦略マップはどのような目的で使われますか?
A: 組織の戦略目標間の因果関係を明確にし、戦略の実行を支援するために使われます。
A: 組織の戦略目標間の因果関係を明確にし、戦略の実行を支援するために使われます。
Q: 戦略マップとポジショニングマップの違いは何ですか?
A: 戦略マップは組織内の戦略目標の因果関係を示すのに対し、ポジショニングマップは市場における製品や企業の位置づけを示します。
A: 戦略マップは組織内の戦略目標の因果関係を示すのに対し、ポジショニングマップは市場における製品や企業の位置づけを示します。
関連キーワード: バランススコアカード、戦略マップ、因果関係、財務指標、非財務指標、経営戦略、目標管理

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