応用情報技術者 2023年 春期 午前2 問67
問題文
Webで広告費を600,000円掛けて、単価1,500円の商品を1,000個販売した。ROAS(Return On Advertising Spend)は何%か。
選択肢
ア:40
イ:60
ウ:250(正解)
エ:600
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ROAS算出【午前2解説】
正解の理由
ROASは「広告費に対する売上(収益)の比率」を示す指標で、式は です。今回、売上は単価1,500円×販売数1,000個で 円、広告費は600,000円です。よって
となり、選択肢ウ(250)が正しいです。
解法ステップ
- 売上を求める:単価 × 販売数
(円) - ROASの定義を用いる:売上 ÷ 広告費 × 100%
- 結果を選択肢と照合して、250%(ウ)を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
-
ア: 40
典型的な誤りは比率を逆に計算すること(広告費 ÷ 売上 × 100)。実際に逆に計算すると となり、アの値は「逆に計算した場合」の結果です。したがって、逆算ミスでアを選ぶ場合が多いです。 -
イ: 60
60%になるのは売上が360,000円であると仮定した場合(360,000/600,000×100%=60%)です。これは「販売数や単価を桁違いで読み間違えた」場合に起こります(例:販売数を誤って240と計算した、単価を360円と読み違えた等)。数値入力ミスや桁落ちが原因でイを選ぶケースが想定されます。 -
ウ: 250
正答。上記の通り売上1,500,000円、広告費600,000円で になるため妥当です。 -
エ: 600
600%が出る具体的な誤りの例を挙げます(単なる「逆に計算した」といった説明では600%は説明できません)。600% を得るには売上を誤って3,600,000円と計算するか、広告費を誤って250,000円と認識するなど、どこかの数値が大きく異なる必要があります。具体例:- 単価を誤読して3,600円と計算した: →
- 広告費を誤って250,000円と入力した:
- 単位(円と千円)の混同で数値の桁を落とした/増やした
これらは数値の読み間違いや桁の扱いのミスによって生じうるため、エの600%は入力・読み取りミスを疑うべきケースです。
よくある誤解
- ROASとROIを混同する:ROASは「売上 ÷ 広告費」、ROIは「(利益 ÷ 投資)×100%」で定義が異なります。利益を使うか売上を使うかを混同すると誤答になります。
- パーセント変換忘れ:比を計算して100を掛け忘れると「2.5」や「0.4」のような小さな数値になり、選択肢と合わない結果になります。
- 桁の読み違い・単位ミス:円・千円や桁(0の数)の扱いミスで大きくずれます。問題文の数値を整数として扱う際は桁数を確認してください。
補足コラム
ROASは広告の効率を見るシンプルな指標ですが、単純に高ければ良いわけではありません。例えば単価の高い商品は同じ広告費で高いROASになりやすく、商品の原価や利益率を無視すると正しい投資判断につながりません。広告運用では以下の指標も併用します。
- CPA(顧客獲得単価)= 広告費 ÷ コンバージョン数(1件あたりの獲得コスト)
- LTV(顧客生涯価値)= 1顧客が生涯でもたらす利益
また、1コンバージョンあたりに許容できる広告費(目標CPA)は、商品価格と目標ROASから次式で求められます: \displaystyle \text{許容CPA}=\frac{\text{単価}\times 100}{\text{目標ROAS(%)}} 今回の数値で目標ROASが250%なら、許容CPAは 円となり、実際の1コンバージョン当たり広告費(600,000÷1,000=600円)と一致します。
FAQ
Q. ROASを高めるには何をすればよいですか?
A. 単純には売上を増やす(CVR改善、単価引上げ、購入件数増加)か広告費を下げる(入札最適化、ターゲティング改善)ことで上がります。だたし利益率を見て最適化することが重要です。
A. 単純には売上を増やす(CVR改善、単価引上げ、購入件数増加)か広告費を下げる(入札最適化、ターゲティング改善)ことで上がります。だたし利益率を見て最適化することが重要です。
Q. ROASが100%なら損益分岐ですか?
A. ROAS=100%は「売上=広告費」を意味しますが、利益ゼロとは限りません。売上から原価や販管費を差し引いた利益を考慮するにはROIや粗利率も確認してください。
A. ROAS=100%は「売上=広告費」を意味しますが、利益ゼロとは限りません。売上から原価や販管費を差し引いた利益を考慮するにはROIや粗利率も確認してください。
Q. 小数やパーセントの扱いで迷ったら?
A. まず比(売上÷広告費)を計算し、最後に100を掛けて%にする手順を守るとミスが減ります。
A. まず比(売上÷広告費)を計算し、最後に100を掛けて%にする手順を守るとミスが減ります。
関連キーワード: ROAS、広告効果、広告費対売上比、CPA、LTV、売上計算、割合計算、指標理解

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