戦国IT - 情報処理技術者試験の過去問対策サイト
お知らせお問い合わせ料金プラン

応用情報技術者 2023年 春期 午前280


問題文

技術者倫理の遵守を妨げる要因の一つとして、集団思考というものがある。集団思考の説明として、適切なものはどれか。

選択肢

自分とは違った視点から事態を見ることができず、客観性に欠けること
組織内の権威に無批判的に服従すること
正しいことが何かは知っているが、それを実行する勇気や決断力に欠けること
強い連帯性をもつチームが自らへの批判的思考を欠いて、不合理な合意へと達すること(正解)

技術者倫理の遵守を妨げる要因「集団思考」【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:集団思考とは、強い連帯感を持つ集団が批判的思考を欠き、不合理な合意に至る現象です。
  • 根拠:集団内の調和や一致を優先するあまり、異論や問題点を見過ごしやすくなるため、倫理的判断が歪むリスクがあります。
  • 差がつくポイント:単なる権威への服従や視点の欠如と混同せず、「集団の連帯性が批判的思考を阻害する」点を正確に理解することが重要です。

正解の理由

選択肢エは「強い連帯性をもつチームが自らへの批判的思考を欠いて、不合理な合意へと達すること」とあり、集団思考の本質を的確に表現しています。集団思考は集団の調和を優先し、問題点や異論を排除する心理的圧力が働くため、倫理的判断が歪みやすくなります。これにより技術者倫理の遵守が妨げられるため、エが正解です。

よくある誤解

集団思考は単に「権威に従うこと」や「視点の欠如」だけではなく、集団の連帯感が批判的思考を阻害する複合的な心理現象です。これを混同すると誤答につながります。

解法ステップ

  1. 問題文の「集団思考」の定義を思い出す。
  2. 各選択肢の内容が集団思考の特徴に合致するか検討する。
  3. 「批判的思考の欠如」と「不合理な合意形成」がキーワードであることを確認する。
  4. 選択肢エがこれらを最も正確に表現していると判断する。
  5. 他の選択肢は類似概念や別の問題点を示しているため除外する。

選択肢別の誤答解説

  • ア:視点の欠如や客観性の欠如は集団思考の一部かもしれませんが、説明としては不十分であり、集団の連帯性や合意形成の問題を含みません。
  • イ:権威への無批判な服従は「権威主義」と呼ばれ、集団思考とは異なる概念です。
  • ウ:勇気や決断力の欠如は個人の問題であり、集団思考の説明としては不適切です。
  • エ:強い連帯性をもつチームが自らへの批判的思考を欠いて、不合理な合意へと達することは集団思考の本質を正しく表しています。

補足コラム

集団思考は1960年代に社会心理学者アーヴィング・ジャニスによって提唱されました。技術者倫理においては、集団内の調和を優先するあまり、問題点を見過ごし不適切な判断を下すリスクがあるため、意識的に多様な意見を尊重し批判的思考を促すことが重要です。

FAQ

Q: 集団思考はなぜ技術者倫理に悪影響を与えるのですか?
A: 集団思考は批判的思考を阻害し、不合理な合意形成を促すため、倫理的に問題のある判断が見過ごされやすくなるからです。
Q: 集団思考と権威主義は同じですか?
A: いいえ。集団思考は集団の調和優先による合意形成の問題で、権威主義は権威への無批判な服従を指します。

関連キーワード: 集団思考、技術者倫理、批判的思考、合意形成、社会心理学
← 前の問題へ次の問題へ →
戦国ITクイズ機能

\ せっかくなら /

応用情報技術者
クイズ形式で学習しませんか?

クイズ画面へ遷移する

すぐに利用可能!

©︎2026 情報処理技術者試験対策アプリ

このサイトについてプライバシーポリシー利用規約特商法表記開発者について