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応用情報技術者 2024年 春期 午前237


問題文

DNSSECで実現できることはどれか。

選択肢

DNSキャッシュサーバが得た応答の中のリソースレコードが、権威DNSサーバで管理されているものであり、改ざんされていないことの検証(正解)
権威DNSサーバとDNSキャッシュサーバとの通信を暗号化することによる、ゾーン情報の漏えいの防止
長音“ー”と漢数字“一”などの似た文字をドメイン名に用いて、正規サイトのように見せかける攻撃の防止
利用者のURLの入力誤りを悪用して、偽サイトに誘導する攻撃の検知

DNSSECで実現できること【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:DNSSECはDNS応答の改ざん検知と正当性の保証を実現します。
  • 根拠:DNSSECは公開鍵暗号を用いてDNSリソースレコードの署名を検証し、改ざんを防止します。
  • 差がつくポイント:通信の暗号化ではなく、応答データの真正性検証に特化している点を理解しましょう。

正解の理由

ア: DNSキャッシュサーバが得た応答の中のリソースレコードが、権威DNSサーバで管理されているものであり、改ざんされていないことの検証が正解です。
DNSSECはDNS応答に電子署名を付与し、受信側がその署名を検証することで、応答が正当な権威DNSサーバからのもので改ざんされていないことを保証します。これにより、DNSキャッシュサーバやクライアントは偽のDNS情報を受け取るリスクを減らせます。

よくある誤解

DNSSECは通信の暗号化を行うものではなく、あくまでDNS応答の改ざん検知と真正性の保証に特化しています。

解法ステップ

  1. DNSSECの目的を「DNS応答の改ざん検知」と認識する。
  2. 選択肢の内容が「通信の暗号化」か「応答の検証」かを区別する。
  3. 「権威DNSサーバの管理情報の検証」がDNSSECの本質であると判断する。
  4. 他の選択肢がDNSSECの機能と異なることを確認する。

選択肢別の誤答解説

  • イ: 権威DNSサーバとDNSキャッシュサーバ間の通信暗号化はDNSSECの機能ではなく、TLSなど別技術の役割です。
  • ウ: 似た文字を使った攻撃(IDNホモグリフ攻撃)はDNSSECでは防げず、別の対策が必要です。
  • エ: URL入力誤りを悪用した攻撃検知はDNSSECの範囲外で、セキュリティソフトやブラウザの機能に依存します。

補足コラム

DNSSECはDNSの信頼性を高めるために開発され、DNS応答にデジタル署名を付与します。これにより、DNSキャッシュポイズニング攻撃などの改ざんリスクを低減しますが、通信の暗号化は行わないため、通信経路の盗聴は防げません。

FAQ

Q: DNSSECはDNS通信を暗号化しますか?
A: いいえ、DNSSECは応答の改ざん検知と真正性の保証を行い、通信の暗号化は行いません。
Q: DNSSECで防げない攻撃は何ですか?
A: IDNホモグリフ攻撃やURL入力誤りを悪用した攻撃など、DNS応答の改ざん以外の攻撃は防げません。

関連キーワード: DNSSEC, DNS応答検証、DNSキャッシュポイズニング、電子署名、DNSセキュリティ
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