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応用情報技術者 2024年 春期 午前277


問題文

損益計算資料から求められる損益分岐点売上高は、何百万円か。
応用情報技術者 2024年 春期 午前2 問77の問題画像

選択肢

225
300
450(正解)
480

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損益分岐点売上高【午前2解説】

正解の理由

表から変動費は材料費200百万円と外注費100百万円の合計で 百万円、売上高は 百万円です。したがって限界利益(売上高−変動費)は 百万円で、限界利益率は (40%)となります。一方、固定費は製造固定費100百万円と販売固定費80百万円の合計で 百万円です。損益分岐点売上高は固定費を限界利益率で割った値なので 百万円となり、したがって正解は (450百万円)です。確認として、売上450に対する変動費は 、限界利益は で固定費180と一致し利益はゼロになります。

解法ステップ

  1. 変動費合計を求める:材料費200 + 外注費100 = (百万円)。
  2. 限界利益(貢献利益)を求める:売上500 − 変動費300 = (百万円)。
  3. 限界利益率を求める:(40%)。
  4. 固定費合計を求める:製造固定費100 + 販売固定費80 = (百万円)。
  5. 損益分岐点売上高を求める:(百万円)。
数式でまとめると、

選択肢別の誤答解説

  • ア: 225
    • 225は と計算した場合に出る値です。これは限界利益率を誤って0.8(80%)とした誤りです。実際の限界利益率は40%であり、この値だと利益が大きくマイナスになります(225での限界利益は で固定費180を賄えません)。
  • イ: 300
    • 300は とする誤りから生じます。これは変動費を200のみ(外注費100を変動費に含め忘れるなど)と見なして限界利益率を60%とした場合に起きます。正しくは変動費は300です。
  • : 450(正解)
    • 上の通り、変動費300、限界利益200、限界利益率40%、固定費180の組合せから導かれます。
  • エ: 480
    • 480は計算結果を単純に売上との差や他の誤った仮定で求めた可能性があります。例えば480での変動費は 、限界利益は で固定費180より利益が出てしまい、損益分岐点(利益0)にはなりません。
各選択肢は、どのコストを「変動費」とみなすか、あるいは限界利益率の計算ミスから生じる代表的な不正解です。

よくある誤解

  • 「総利益」と「限界利益」を混同する:表中の「総利益100」は原価構成(製造固定費を売上原価に含めた後の利益)を示しており、限界利益(売上高−変動費)は で別の値です。問題では限界利益を使う点に注意してください。
  • 変動費の抜け落ち:材料費と外注費の双方を変動費として合算する必要があります。一方だけを使うと限界利益率が大きくずれます。
  • 固定費の範囲誤認:損益分岐点は全社的な固定費(製造・販売などすべての固定費)で計算します。固定費を部分的にしか加算しないミスに注意。

補足コラム

損益分岐点売上高は経営の安全域(マージン・オブ・セーフティ)や価格戦略の検討に使えます。今回の例で現在の売上は500百万円、損益分岐点は450百万円なのでマージン・オブ・セーフティは (百万円)、比率では です。目標利益を設定する場合は、損益分岐点の式を応用して と計算します。
例)目標利益を30百万円とする場合: (百万円)。

FAQ

Q. なぜ製造固定費も固定費に含めるのですか?
A. 損益分岐点は変動費だけを差し引いて得られる限界利益で固定費を賄えるかを判定する指標です。製造・販売を問わず企業の固定的支出は全て固定費として合算します。
Q. 表の「総利益」は使わなくてよいのですか?
A. 問題の計算には限界利益(売上−変動費)が必要です。表の「総利益100」は既に製造固定費を差し引いた後の値なので、限界利益とは異なります。限界利益を自分で算出してください。
Q. 単価や販売数量が与えられていない場合でも計算できますか?
A. はい。売上高全体に対する割合(限界利益率)を用いることで、単価や数量が不明でも損益分岐点売上高を求められます。

関連キーワード: 損益分岐点、限界利益、限界利益率、変動費、固定費、マージンオブセーフティ、損益分岐点計算
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