戦国IT - 情報処理技術者試験の過去問対策サイト
ブログお知らせお問い合わせ料金プラン

応用情報技術者 2024年 春期 午前276


問題文

今年度のA社の販売実績と費用(固定費、変動費)を表に示す。来年度、固定費が5%増加し、販売単価が5%低下すると予測されるとき、今年度と同じ営業利益を確保するためには、最低何台を販売する必要があるか。
応用情報技術者 2024年 春期 午前2 問76の問題画像

選択肢

2,575
2,750
2,778
2,862(正解)

🔒 解説は解答すると表示されます

最低販売台数の算定【午前2解説】

正解の理由

今年度の営業利益を維持するには、来年度の一台あたりの限界利益(販売単価−変動費)で増加した固定費と同じだけの総限界利益を確保する必要があります。計算すると来年度の限界利益は となり、必要な総限界利益は固定費増加後の固定費と現在の目標利益を合わせた です。よって販売台数 を満たす必要があり、 となります。最低台数はこの値を満たす最小の整数に切り上げるため、2,862台が必要であり、選択肢の中では が正しいです。

解法ステップ

  1. 今年度の営業利益を求める(確認)。
    • 売上高
    • 変動費合計
    • 営業利益
  2. 来年度の各単位値を算出する。
    • 固定費
    • 販売単価
    • 1台当たり限界利益
  3. 必要な総限界利益を設定する(固定費+目標利益)。
    • 必要総限界利益
  4. 台数の方程式を立てて解く。
  5. 最低必要台数は小数を切り上げる。
    • よって必要台数 台()。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 2,575
    これは来年度の1台当たり限界利益の変化を無視して、必要総限界利益 を元の限界利益 で割ってしまった場合に得られる値です()。販売単価低下を反映しておらず不足します。
  • イ: 2,750
    近似や途中での切り捨て、あるいは来年度の限界利益をやや大きめの値(例:93〜94千円)と誤認した結果に相当しますが、実際には総限界利益を満たせません。計算上は となり、足りない状態です。
  • ウ: 2,778
    中途半端な丸めや単位(千円)を混同して生じやすい誤答です。 で、これも必要な を満たしません。小数切り捨てや誤った四捨五入で出る値です。
  • エ: 2,862
    正しい算式 を解き、得られた実数値 を「総額条件を満たす最小の整数」に切り上げた結果です。したがって確実に同じ営業利益を確保できます。

よくある誤解

  • 「小数部分を四捨五入すれば良い」:最低台数問題では四捨五入ではダメです。必要条件を満たすために必ず切り上げ(ceil)ます。
  • 「単価・費用の単位を揃えなくても良い」:千円単位で与えられている問題では、単位を統一して計算しないと誤差が出ます。
  • 「固定費の5%増は1台当たりに分配して扱える」と考える誤り:固定費は総額で増えるため、全体の必要限界利益に組み込んでから単位当たりで割る手順が必要です。

補足コラム

この問題は「限界利益(貢献利益)」の考え方が基礎です。一般式は次の通りです。
  • 1台当たりの限界利益 (p: 販売単価、v: 変動費)
  • 必要総限界利益 は増加後の固定費)
  • 必要台数 、この結果は「満たす最小の整数に切り上げる」こと。
    試験では「変化がある値(今回なら販売単価・固定費)」をまず新しい値に直すこと、単位を揃えること、最後に整数処理をどうするか(切り上げ)を意識することが合格のコツです。

FAQ

Q: 小数点以下が出たら必ず切り上げるのはなぜですか?
A: 問題は「最低何台か」を問い、条件を満たすために必要な最小の整数台数を問うためです。切り捨てや四捨五入をすると条件を満たさない可能性があります。
Q: 固定費増減は1台当たりで扱っても良いですか?
A: 直接はダメです。固定費は総額として扱い、総限界利益がその総額を上回るかどうかで判断します。1台当たりに均等配分してから計算する方法でも可ですが、その際は丸めず総額で計算して最後に切り上げる方が安全です。
Q: 単価の5%減は小数になるが、単位処理で注意する点は?
A: 千円単位で与えられている場合は千円で計算を統一してください。四捨五入は最後の切り上げ処理以外では行わない方が正確です。

関連キーワード: 損益分岐点、限界利益、貢献利益、固定費増加、切り上げ、変動費、単価変動、整数処理
← 前の問題へこの年度をクイズで解く次の問題へ →
戦国ITクイズ機能

\ せっかくなら /

応用情報技術者
クイズ形式で学習しませんか?

クイズ画面へ遷移する

すぐに利用可能!

©︎2026 情報処理技術者試験対策アプリ

このサイトについてブログプライバシーポリシー利用規約特商法表記開発者について