RAID方式のうち、ストライピングの単位をアクセスの単位であるブロックとし書込み時のボトルネック解消のためにパリティ情報を異なる磁気ディスクに分散して格納するものはどれか。【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:パリティ情報を複数ディスクに分散し、書込みのボトルネックを解消する方式はRAID 5です。
- 根拠:RAID 5はブロック単位でストライピングし、パリティを分散配置するため、単一ディスクの負荷集中を防ぎます。
- 差がつくポイント:RAID 3や4はパリティを専用ディスクに集中させるため、書込み時にボトルネックが発生しやすい点を理解しましょう。
正解の理由
RAID 5はデータをブロック単位で複数のディスクに分散しつつ、パリティ情報も各ディスクに分散して格納します。これにより、書込み時にパリティ更新の負荷が一つのディスクに集中せず、全体の性能低下を防げます。問題文の「ストライピングの単位がブロック」「パリティ情報を異なる磁気ディスクに分散」という条件に完全に合致するため、正解はRAID 5です。
よくある誤解
RAID 3やRAID 4もパリティを使いますが、パリティを専用ディスクに集中させるため、書込み性能が低下しやすい点を混同しやすいです。
解法ステップ
- RAIDのストライピング単位を確認する(バイト単位かブロック単位か)。
- パリティ情報の配置方法を理解する(専用ディスクか分散か)。
- 書込み時のボトルネックの有無を考慮する。
- 問題文の条件に合致するRAIDレベルを選択する。
選択肢別の誤答解説
- ア: RAID 0
ストライピングのみでパリティなし。耐障害性がなく、パリティの分散もないため不適。
- イ: RAID 3
バイト単位のストライピングでパリティは専用ディスクに集中。書込み時のボトルネックが発生しやすい。
- ウ: RAID 4
ブロック単位のストライピングだが、パリティは専用ディスクに集中。書込み性能が低下しやすい。
- エ: RAID 5
ブロック単位のストライピングでパリティを複数ディスクに分散。書込み時のボトルネックを解消できる。
補足コラム
RAID 5は耐障害性と性能のバランスが良く、サーバーやストレージシステムで広く使われています。パリティ分散により、単一ディスク故障時もデータ復旧が可能です。ただし、書込み時にパリティ計算が必要なため、CPU負荷が増える点は留意が必要です。
FAQ
Q: RAID 5は何台以上のディスクが必要ですか?
A: 最低3台以上のディスクが必要で、1台分がパリティ用に使われます。
Q: RAID 0とRAID 5の違いは何ですか?
A: RAID 0はパリティなしで高速化のみ、RAID 5はパリティ分散で耐障害性と高速化を両立します。
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