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基本情報技術者 2009年 秋期 午前(科目A)20


問題文

CASEツールが提供する機能のうち、上流CASEツールに属するものはどれか。

選択肢

DFDの作成支援(正解)
テストデータの作成支援
プログラムの自動生成
ライブラリの管理支援

CASEツールが提供する機能のうち、上流CASEツールに属するものはどれか。【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論: 正解は(DFDの作成支援)。DFDは要件分析や外部設計で使う上流工程の成果物であるため上流CASEに分類されます。
  • 根拠: 上流CASEは要求定義・分析・外部設計を支援し、データフローやER図などのモデリング機能を提供します。
  • 差がつくポイント: テストデータ作成やプログラム自動生成、ライブラリ管理は主に下流工程や実装・運用支援の領域で区別されます。

正解の理由

DFD(Data Flow Diagram)はシステムのデータの流れやプロセスを視覚化するための分析・設計図であり、要件定義や業務分析、外部設計といった上流工程で作成・利用されます。上流CASEツールはこうしたモデリングやドキュメント生成、要件管理を支援するため、DFD作成支援は典型的な上流CASEの機能です。他の選択肢は実装やテスト、資産管理に関わるため上流とは位置づけが異なります。

よくある誤解

  • 「ツールに『作成支援』とあれば上流に違いない」は誤りで、どの成果物を支援するかで上流/下流が決まります。
  • プログラム自動生成が「設計の延長」と考えがちですが、生成は実装支援で下流寄りです。

解法ステップ

  1. 問題文で求められている「上流CASEツール」の意味を確認する(要件定義〜分析〜外部設計)。
  2. 各選択肢がどの工程の成果物や作業を支援するかを分類する。
  3. DFDやER図などモデリング系は上流、テストデータやコード生成、ライブラリは下流/運用寄りと判断する。
  4. 上流に該当する選択肢を選ぶ(アが該当)。

選択肢別の誤答解説

  • ア: DFDの作成支援
    DFDは業務分析や要件定義で使う図表であり、上流工程を支援する機能として正解です。
  • イ: テストデータの作成支援
    テストデータ作成は主に単体テストや結合テストなど実装後の検証工程(下流)を支援する機能です。
  • ウ: プログラムの自動生成
    プログラム自動生成は設計からコードへ移す実装支援であり、下流CASEまたは統合CASEの下流側機能に該当します。
  • エ: ライブラリの管理支援
    ライブラリ管理はリポジトリや資産管理の領域で、運用・開発支援(下流〜運用)の機能です。

補足コラム

  • CASEツールは大きく「上流CASE(分析・設計支援)」「下流CASE(実装・テスト支援)」「統合CASE(両者連携)」に分類されます。
  • 上流で扱う成果物例: DFD、ER図、UMLのユースケース図やクラス図(分析設計用)。下流で扱う成果物例: ソースコード、テストデータ、バイナリ。
  • 実務では上流CASEで作成した設計情報を下流CASEで利用できること(モデル駆動開発やラウンドトリップ)が生産性向上に有効です。

FAQ

Q: DFDとUMLはどちらが上流向きですか?
A: 両方とも上流の分析・設計で使えます。DFDはデータの流れ、UMLは振る舞いや構造を表現する用途で使い分けます。
Q: プログラム自動生成は完全に下流だけですか?
A: 一般には下流機能ですが、設計モデルと連携する統合CASEでは上流のモデルを元に自動生成するため両者が連携します。

関連キーワード: CASEツール、上流CASE、DFD、モデリング、データフロー、プログラム自動生成、テストデータ、ライブラリ管理、ソフトウェア開発工程
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