基本情報技術者 2009年 春期 午前(科目A) 問27
問題文
Webコンテンツのユーザビリティの説明として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:障がい、年齢、性別、国籍などにかかわらず、だれもが使える設計をいう。
イ:障がい者や高齢者がサービスを支障なく操作又は利用できる機能をいう。
ウ:障がい者や高齢者に負担を与えない設計をいう。
エ:どれだけ利用者がストレスを感じずに、目標とする要求が達成できるかをいう。(正解)
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Webコンテンツのユーザビリティ【午前解説】
正解の理由
正解: エ
「ユーザビリティ」は一般に ISO 9241-11 に近い意味で使われ、利用者が目標(タスク)を達成する際の効果性(正確さ・完全さ)、効率性(投入した資源・時間)、および満足度(主観的な使いやすさ)を含む概念です。選択肢エは「どれだけ利用者がストレスを感じずに、目標とする要求が達成できるか」と述べており、これがユーザビリティの本質を捉えています。したがってエが正解です。
「ユーザビリティ」は一般に ISO 9241-11 に近い意味で使われ、利用者が目標(タスク)を達成する際の効果性(正確さ・完全さ)、効率性(投入した資源・時間)、および満足度(主観的な使いやすさ)を含む概念です。選択肢エは「どれだけ利用者がストレスを感じずに、目標とする要求が達成できるか」と述べており、これがユーザビリティの本質を捉えています。したがってエが正解です。
解法ステップ
- 問題文のキーワード「ユーザビリティ」を確認する。
- 覚えている定義(効果性・効率性・満足度)を思い出す。
- 各選択肢を「誰が使えるか(対象)」「何を評価しているか(目標達成か)」で分解する。
- 「目標達成のしやすさ」を説明している選択肢を選ぶ。
- 混同しやすい用語(アクセシビリティ、ユニバーサルデザイン)と照らし合わせて最終確認する。
選択肢別の誤答解説
- ア: 「障がい、年齢、性別、国籍などにかかわらず、だれもが使える設計」→ これはユニバーサルデザインやアクセシビリティに近い説明で、ユーザビリティの定義とは異なります。
- イ: 「障がい者や高齢者がサービスを支障なく操作又は利用できる機能」→ 特にアクセシビリティ(障がい者対応)を指す説明で、ユーザビリティより範囲が狭いです。
- ウ: 「障がい者や高齢者に負担を与えない設計」→ 負担軽減は重要ですが、対象を限定しておりユーザビリティ全体(効率・満足度)を示していません。
- エ: 「どれだけ利用者がストレスを感じずに、目標とする要求が達成できるか」→ 効果性・効率性・満足度を含む表現で、ユーザビリティの定義に合致します(正解)。
よくある誤解
- 「ユーザビリティ=アクセシビリティ」と考える誤解:アクセシビリティは特定の利用者(障がい者、高齢者など)がアクセス・利用できるかを重視する点で別概念です。
- 「使いやすさ=負担を与えないこと」だけでは不十分:負担軽減は重要ですが、目標達成の効率や満足度も評価要素です。
- 文言だけで判断するミス:選択肢の語句(誰が使えるか/何が達成できるか)を丁寧に比較することが必要です。
補足コラム
- ISO 9241-11 の考え方:ユーザビリティ評価は「誰が」「何を達成しようとしているか」「どのような環境か」を前提に効果性(達成率)、効率性(時間や労力)、満足度(ユーザーの主観)で行います。
- 測定例:タスク成功率(効果性)、平均タスク完了時間(効率性)、SUS(System Usability Scale)等の満足度指標。
- UXとの関係:ユーザビリティはユーザーエクスペリエンス(UX)の重要な要素の一つであり、UXは感情的価値やブランド価値も含みます。
- 実務的な対策:ユーザビリティテスト、ヒューリスティック評価、ユーザビリティ指標の設定と定期的な改善が有効です。
FAQ
Q1. ユーザビリティとアクセシビリティの違いは?
A1. ユーザビリティは「誰でも」ではなく「誰が」でも目標を達成しやすいかを評価する包括的概念で、アクセシビリティは特に障がいのある利用者がアクセスできるかに焦点を当てます。
A1. ユーザビリティは「誰でも」ではなく「誰が」でも目標を達成しやすいかを評価する包括的概念で、アクセシビリティは特に障がいのある利用者がアクセスできるかに焦点を当てます。
Q2. 試験で迷ったらどう読むべきか?
A2. 「誰が使えるか」と「何が達成できるか」のどちらを説明しているかを区別し、ユーザビリティは後者(達成のしやすさ)であると判断してください。
A2. 「誰が使えるか」と「何が達成できるか」のどちらを説明しているかを区別し、ユーザビリティは後者(達成のしやすさ)であると判断してください。
Q3. ユーザビリティを簡単に覚える方法は?
A3. 「効果(できる)・効率(はやい)・満足(気持ちいい)」の3語で暗記すると設問での識別が速くなります。
A3. 「効果(できる)・効率(はやい)・満足(気持ちいい)」の3語で暗記すると設問での識別が速くなります。
関連キーワード: ユーザビリティ、アクセシビリティ、ユニバーサルデザイン、ISO 9241-11、効果性、効率性、満足度、ユーザビリティテスト、SUS、UX

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