基本情報技術者 2010年 秋期 午前(科目A) 問13
問題文
デイジーチェーン接続はどれか。
選択肢
ア:IEEE1394接続コネクタが2ロある工業用カメラを数珠つなぎにし、一端をPCに接続する。(正解)
イ:PCと計測機器とをRS-232Cで接続し、PCとプリンタとをUSBを用いて接続する。
ウ:USBハブにキーボード、マウス、プリンタをつなぎ、USBハブとPCとを接続する。
エ:数台のネットワークカメラ及びPCをネットワークハブに接続する。
デイジーチェーン接続はどれか。【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:IEEE1394コネクタを持つ工業用カメラを数珠つなぎにしてPCへ接続するアが正答、直列接続(デイジーチェーン)の定義に合致するため。
- 根拠:デイジーチェーンは機器を一列に直列接続する形態で、IEEE1394(FireWire)は複数機器の順次接続を標準でサポートするから。
- 差がつくポイント:USBハブやネットワークハブはスター(集中)型と考え、RS-232Cは基本的に1対1の直結という性質を区別して覚えると得点に差が出る。
正解の理由
デイジーチェーン(daisy chain)は機器を「直列に順につなぐ」接続形態を指します。選択肢のうち、IEEE1394接続コネクタが2つある工業用カメラを数珠つなぎにし、一端をPCに接続する説明はまさに「機器A→機器B→機器C→PC」の直列接続を示しています。IEEE1394(FireWire)は各機器に入力/出力ポートを持たせて複数台を直列に接続できる仕様であり、典型的なデイジーチェーンの実例です。したがってアが正解です。
よくある誤解
- USB機器は「全部デイジーチェーンできる」と思う誤解:USBは基本的にホスト中心のツリー(階層)構造で、単純なUSBデバイス同士の順次接続はできません。USBハブ経由はスター/ツリー形態です。
- RS-232Cを多点接続できると誤解する:RS-232Cは一般にポイントツーポイント(1対1)通信であり、デイジーチェーンには向きません(多点はRS-485などが用いられます)。
- 「ハブ=数珠つなぎ」と混同する:ネットワークハブやUSBハブは複数機器を中央に集中させるスター型であり、直列的な『数珠つなぎ』とは異なります。
解法ステップ
- デイジーチェーンの定義を確認(機器を直列に順につなぐこと)。
- 各選択肢をトポロジ(直列かスターか)で分類する。
- 接続方式とインターフェースの性質を確認(IEEE1394はデイジーチェーン可、RS-232Cは1対1、USBはハブ中心)。
- 「直列に複数台をつなぎ、最終的にPCへつなぐ」記述がある選択肢を正解とする。
選択肢別の誤答解説
- ア: IEEE1394端子が2つありカメラを数珠つなぎにしてPCに接続する記述は、まさにデイジーチェーン(直列接続)で正解。
- イ: PCと計測機器をRS-232Cで接続するのはポイントツーポイント、さらにPCとプリンタをUSBで接続するのは別系統の接続であり、直列的な数珠つなぎではない。
- ウ: USBハブに複数機器(キーボード、マウス、プリンタ)をつなぎ、USBハブとPCを接続する形はスター(もしくはツリー)型で、ハブを中心とした集中接続でありデイジーチェーンではない。
- エ: 数台のネットワークカメラ及びPCをネットワークハブに接続するのは典型的なスター型(集中)トポロジであり、直列の数珠つなぎとは異なる。
補足コラム
デイジーチェーンは配線がシンプルで機器の追加が容易という利点がありますが、直列のため途中の機器故障で後段が影響を受けやすいという欠点もあります。IEEE1394(FireWire)は特に映像用途でデイジーチェーンをサポートすることで知られ、ThunderboltやDisplayPortの一部機能も類似のデイジーチェーン(またはマルチストリーム伝送)を可能にします。一方、USBはハブを使う階層型が基本であり、物理的にはデイジーチェーンと誤認されやすい点に注意してください。
FAQ
Q: USB機器はデイジーチェーンできますか?
A: 一般的なUSB機器はできません。USBはホスト-デバイス方式で、ハブを使ったツリー構造が基本です。例外的に特殊なデバイスやOTGの組合せで連結が可能な場合もありますが、試験では「できない」と覚えてよいです。
A: 一般的なUSB機器はできません。USBはホスト-デバイス方式で、ハブを使ったツリー構造が基本です。例外的に特殊なデバイスやOTGの組合せで連結が可能な場合もありますが、試験では「できない」と覚えてよいです。
Q: RS-232Cは多台接続できますか?
A: RS-232Cは基本的に1対1のポイントツーポイントです。多点接続が必要ならRS-485など別規格を使います。
A: RS-232Cは基本的に1対1のポイントツーポイントです。多点接続が必要ならRS-485など別規格を使います。
Q: ネットワークハブ接続はデイジーチェーンですか?
A: いいえ。ネットワークハブは複数機器を中央に集めるスター型トポロジに該当します。
A: いいえ。ネットワークハブは複数機器を中央に集めるスター型トポロジに該当します。
Q: デイジーチェーンの見分け方は?
A: 機器が「直列に順に接続され、最終的にホストに繋がる」記述があればデイジーチェーンです。逆に「ハブやスイッチに集められている」ならスター型。
A: 機器が「直列に順に接続され、最終的にホストに繋がる」記述があればデイジーチェーンです。逆に「ハブやスイッチに集められている」ならスター型。
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