基本情報技術者 2010年 春期 午前(科目A) 問13
問題文
自発光型で、発光ダイオードの一種に分類される表示装置はどれか。
選択肢
ア:CRT ディスプレイ
イ:液晶ディスプレイ
ウ:プラズマディスプレイ
エ:有機EL ディスプレイ(正解)
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有機ELディスプレイの発光特性【午前解説】
正解の理由
正解は エ(有機ELディスプレイ)です。有機EL(Organic Light-Emitting Diode)は有機材料を用いた発光ダイオードで、電流を流すと素子自体が発光します。問題の条件「自発光型で、発光ダイオードの一種」に完全に一致するため、選択肢の中で唯一正しい選択肢です。
解法ステップ
- 問題文のキーワード「自発光型」と「発光ダイオード(LED)」を抽出する。
- 各選択肢の発光原理を思い出す(CRT:電子ビームで蛍光体発光、液晶:バックライト+液晶で光を制御、プラズマ:ガス放電で蛍光体、有機EL:有機材料が直接発光)。
- 「自発光かつ発光ダイオードか」の両方を満たすものを選ぶ。→ 有機EL(OLED)が該当。
選択肢別の誤答解説
- ア: CRTディスプレイ
- 誤り。CRTは陰極線管で電子ビームが蛍光体に当たって発光する自発光的な表示方式ですが、発光原理は真空管の電子衝突でありLEDではありません。
- イ: 液晶ディスプレイ
- 誤り。LCDは液晶自体は発光せず、バックライト(白色LEDや蛍光灯)を必要とする非自発光型です。
- ウ: プラズマディスプレイ
- 誤り。プラズマはパネル内でガス放電を起こし、放電で紫外線が発生して蛍光体を光らせる方式で自発光性はあるが、発光素子はLEDではありません。
- エ: 有機ELディスプレイ
- 正解。有機ELは有機物質を用いた発光ダイオード(OLED)であり、電流を流すと素子自体が直接光るため「自発光型で発光ダイオードの一種」に該当します。
よくある誤解
- 「自発光=LED」は誤り: CRTやプラズマも自発光だが、LEDの一種ではありません。用途と発光原理を区別する必要があります。
- 「液晶も発光する」と思う誤り: 液晶ディスプレイ(LCD)は液晶自体は光らず、通常はバックライトが必須の非自発光型です。
- プラズマをLEDと混同する誤り: プラズマはガス放電でパネル内の蛍光体を発光させる方式で、発光素子はLEDではありません。
補足コラム
有機EL(OLED)はピクセル単位で発光と消灯が可能なため、非常に高いコントラスト比や深い黒が得られます。欠点としては青色素子の寿命が短く画面焼き付き(バーンイン)や長期的な輝度低下が問題になり得ます。最近はMicroLEDなどの次世代自発光技術も登場し、これらは無機LEDを用いるため耐久性に優れる点が特徴です。
FAQ
Q1: プラズマディスプレイは自発光ではないのですか?
A1: 自発光ではありますが、発光原理はガス放電で蛍光体を発光させる方式であり「発光ダイオード(LED)」とは分類が異なります。
A1: 自発光ではありますが、発光原理はガス放電で蛍光体を発光させる方式であり「発光ダイオード(LED)」とは分類が異なります。
Q2: 液晶ディスプレイはLEDと無関係ですか?
A2: LCD自体は発光しませんが、バックライトに白色LEDを使うことが一般的で、その場合は「LEDバックライト付き液晶」と表現されます。しかし表示素子自体は自発光ではありません。
A2: LCD自体は発光しませんが、バックライトに白色LEDを使うことが一般的で、その場合は「LEDバックライト付き液晶」と表現されます。しかし表示素子自体は自発光ではありません。
Q3: 有機ELとOLEDは同じものですか?
A3: はい。同じものです。日本語では有機EL(有機エレクトロルミネッセンス)と呼び、英語略称がOLED(Organic LED)です。
A3: はい。同じものです。日本語では有機EL(有機エレクトロルミネッセンス)と呼び、英語略称がOLED(Organic LED)です。
関連キーワード: 有機EL、OLED、自発光、発光ダイオード、液晶、プラズマ、CRT、自発光型、ディスプレイ、OLED寿命、焼き付き

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