基本情報技術者 2011年 春期 午前(科目A) 問13
問題文
RFIDタグの特徴として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:磁性体に記録された情報を接触によって読み取る。
イ:赤外線を用いて情報を非接触で読み取る。
ウ:電磁波を用いて情報を非接触で読み取る。(正解)
エ:バーコードで記録された情報を光学的に読み取る。
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RFIDの非接触通信特性【午前解説】
正解の理由
RFID(Radio Frequency Identification)は名前が示す通り無線周波数(電磁波)を用いて識別情報をやり取りする技術です。リーダー(又はリーダ/ライタ)が発する電磁界によりタグのアンテナとICが応答し、非接触でIDやデータの読み書きが可能になります。したがって「電磁波を用いて情報を非接触で読み取る」選択肢が正しいです。
解法ステップ
- 問題文のキーワード「RFID」を確認する。
- RFIDの語源(Radio Frequency IDentification:無線周波数による識別)を思い出す。
- 各選択肢を技術別に比較し、赤外線・磁気・バーコードの原理と照合して除外する。
- 最後に「電磁波を用いて非接触で読み取る」選択肢を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: 磁性体に記録された情報を接触によって読み取る。
→ 磁気ストライプカードは磁性体に情報を保持し、読み取りは磁気ヘッドによる方式で「接触または密着して読み取る」ためRFIDとは原理が異なる。 - イ: 赤外線を用いて情報を非接触で読み取る。
→ 赤外線(IR)通信は光学的な近距離通信であり、リモコンや赤外線通信に使われるがRFIDは無線周波数(電磁波)を使う。 - ウ: 電磁波を用いて情報を非接触で読み取る。
→ 正解。RFIDは無線(電磁波)によりタグとリーダーが通信する方式で、非接触で読み書きが可能である。 - エ: バーコードで記録された情報を光学的に読み取る。
→ バーコードは光学的な符号化でレーザやイメージャで読み取る方式であり、RFIDとは全く異なる技術。
よくある誤解
- 「非接触=赤外線」と誤認する:非接触技術には赤外線・無線(RF)・磁界利用(近接)などがあるが、RFIDは無線(電磁波)を使う。
- 「NFCとRFIDは別物」と思う:NFCはRFIDの一種(13.56MHzの近距離通信)であり、用途やプロトコルが違うだけで原理は同系統である。
- 「受動タグでも常に短距離」と決めつける誤り:周波数や出力、タグ形状で読取距離は大きく変わり、UHFでは数メートル〜十数メートルの読取も可能。
補足コラム
- 周波数帯と読取距離の目安:LF(125–134kHz)数cm〜10cm、HF(13.56MHz)数cm〜1m、UHF(860–960MHz)数メートル〜十数メートル、マイクロ波(2.45GHz)も応用あり。
- 規格例:ISO 14443(近接型/NFC)、ISO 15693(近距離)、ISO 18000シリーズ(UHF等)。
- セキュリティ:パッシブタグは暗号化や認証を持たない単純なものもあり、スキミング対策やアクセス制御が重要です。
- 利用例:倉庫の在庫管理、ICパス、電子チケット、動物のマイクロチップなど。
FAQ
Q1: NFCはRFIDと同じですか?
A1: 大きくは同じ「無線周波数を使った非接触識別」ですが、NFCは13.56MHzの近距離通信仕様で、ペアリングやスマホ決済に最適化されています。
A1: 大きくは同じ「無線周波数を使った非接触識別」ですが、NFCは13.56MHzの近距離通信仕様で、ペアリングやスマホ決済に最適化されています。
Q2: RFIDタグは必ず電池が必要ですか?
A2: いいえ。パッシブ(受動)タグはリーダーの電磁界で動作し電池不要、アクティブ(能動)タグはバッテリを内蔵して長距離通信が可能です。
A2: いいえ。パッシブ(受動)タグはリーダーの電磁界で動作し電池不要、アクティブ(能動)タグはバッテリを内蔵して長距離通信が可能です。
Q3: バーコードと比べてRFIDの利点は何ですか?
A3: ライン・視線が不要で一度に複数読み取り可能、耐環境性や書換え可能性がある点が利点です。
A3: ライン・視線が不要で一度に複数読み取り可能、耐環境性や書換え可能性がある点が利点です。
関連キーワード: RFID、非接触IC、電磁波、LF、HF、UHF、NFC、ISO14443、ISO15693、ISO18000、パッシブタグ、アクティブタグ、スキミング対策、読取距離、在庫管理

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