基本情報技術者 2011年 春期 午前(科目A) 問41
問題文
TCP/IPネットワークで利用されるプロトコルのうち、ホストにリモートログインし、遠隔操作ができる仮想端末機能を提供するものはどれか。
選択肢
ア:FTP
イ:HTTP
ウ:SMTP
エ:TELNET(正解)
🔒 解説は解答すると表示されます
リモートログイン(仮想端末)【午前解説】
正解の理由
Telnetは文字ベースの端末入出力をネットワーク越しに中継するためのプロトコルで、クライアントがリモートのホスト上に仮想端末(TTY)を確立し、対話的にコマンドを実行できます。標準ポートはTCP/23で、RFC 854で定義されています。設問の「リモートログイン」「仮想端末」というキーワードがTelnetの機能を直接示すため、選択肢の中で唯一該当します。
解法ステップ
- 問題文のキーワードを拾う:「リモートログイン」「仮想端末」「遠隔操作」。
- 各プロトコルの主要用途を頭の中で照合する(FTP=ファイル、HTTP=Web、SMTP=メール、Telnet=端末)。
- 仮想端末を確立してコマンド入出力を中継する機能を持つものを選ぶ。
- 補助的にポート番号を確認する(Telnet=23)と確信が深まる。
- セキュリティに関する注意(Telnetは平文)も念頭に置くと誤答を減らせる。
選択肢別の誤答解説
- ア: FTP — ファイルを送受信するプロトコルで、リモートのシェル操作や仮想端末機能は提供しません。標準ポートはTCP/21。
- イ: HTTP — Webサーバとブラウザ間のハイパーテキスト転送プロトコルで、ページ配信が目的でありリモートシェル機能はありません。標準ポートはTCP/80(HTTPSは443)。
- ウ: SMTP — 電子メールの送信に使うプロトコルで、メール転送経路の確立が目的であり仮想端末は関係ありません。標準ポートはTCP/25。
- エ: TELNET — リモートログインと仮想端末機能を提供するプロトコルであり、本問の正解です。標準ポートはTCP/23。ただし通信は平文で暗号化されないため実運用ではSSHに置き換えられることが多いです。
よくある誤解
- FTPと混同する:FTPはファイル転送を行うプロトコルであり、リモートでシェル操作する機能はありません。
- SSHとTelnetを同一視する:両者はリモートログインを提供しますが、SSHは暗号化と認証を備えた後続技術で、Telnetは平文通信で安全性が低い点が異なります。
- ポート番号だけで判断しようとする:ポート22と23を取り違える受験者が多いので、機能(仮想端末)を優先して覚えるべきです。
補足コラム
Telnetの仕様はRFC 854で定義され、端末オプション交渉などの仕組みがあります。歴史的にはリモート管理の基本でしたが、パスワードやセッションが平文で流れるため盗聴の危険があります。現在は暗号化と強い認証を持つSSH(通常TCP/22)が事実上の標準となっています。簡易的な接続試験や教育目的、制御系機器の限定環境ではTelnetが使われることもあります。
接続例(テスト用、実運用では避ける):
# Telnetでポート23に接続(例)
telnet example.com 23
# 実運用ではSSHを使う
ssh user@example.com
FAQ
Q: TelnetとSSHは同じ問題で出題されますか?
A: 両者は「リモートログイン」に関係しますが、試験では機能と用途(Telnet=仮想端末、SSH=暗号化されたシェル)を区別して問われることが多いです。
A: 両者は「リモートログイン」に関係しますが、試験では機能と用途(Telnet=仮想端末、SSH=暗号化されたシェル)を区別して問われることが多いです。
Q: Telnetのポート番号は何番を覚えれば良いですか?
A: TelnetはTCP/23、FTPは21、HTTPは80、SMTPは25、SSHは22を押さえておくと安定して解答できます。
A: TelnetはTCP/23、FTPは21、HTTPは80、SMTPは25、SSHは22を押さえておくと安定して解答できます。
Q: 本問での差がつくポイントは何ですか?
A: 「仮想端末」「遠隔操作」「リモートログイン」という語句を見て、プロトコルの目的(端末入出力か否か)で即断することです。
A: 「仮想端末」「遠隔操作」「リモートログイン」という語句を見て、プロトコルの目的(端末入出力か否か)で即断することです。
関連キーワード: TCP/IP、プロトコル、リモートログイン、仮想端末、Telnet、SSH、ポート番号、RFC

\ せっかくなら /
基本情報技術者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!

