基本情報技術者 2012年 秋期 午前(科目A) 問33
問題文
ネットワーク機器に付けられているMACアドレスの構成として、適切な組合せはどれか。

選択肢
ア:
イ:
ウ:
エ:(正解)
ネットワーク機器に付けられているMACアドレスの構成【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:MACアドレスは48ビットで、先頭24ビットがOUI(ベンダID)、後続24ビットが各機器の固有製造番号です。
- 根拠:IEEEがOUIをベンダに割り当て、ベンダは残る24ビットを重複しないように製造番号として付与する規約に基づきます。
- 差がつくポイント:IPアドレスやエリアIDと混同しやすいので、OUI=ベンダID(24bit)と固有製造番号(24bit)の分割を即答できるかが重要です。
正解の理由
正解:エ
MACアドレス(EUI-48)は48ビット長で、上位24ビットがOUI(Organizationally Unique Identifier、ベンダID)としてIEEEから割当てられます。下位24ビットは各ベンダが管理する固有製造番号(シリアル的な値)であり、これにより世界で一意のMACアドレスが生成されます。したがって「OUI(ベンダID)/固有製造番号」の組合せであるエが正しいです。
MACアドレス(EUI-48)は48ビット長で、上位24ビットがOUI(Organizationally Unique Identifier、ベンダID)としてIEEEから割当てられます。下位24ビットは各ベンダが管理する固有製造番号(シリアル的な値)であり、これにより世界で一意のMACアドレスが生成されます。したがって「OUI(ベンダID)/固有製造番号」の組合せであるエが正しいです。
よくある誤解
- MACアドレスにIPアドレスが含まれると誤認する。MACはOSI参照モデルのデータリンク層(L2)で、IPはネットワーク層(L3)です。役割と構成が異なります。
- 「エリアID」や「ネットワーク部」「ホスト部」といったIP的な区分と混同する。MACはベンダ識別+製造番号の分割であり、地理的なエリア情報は含みません。
- OSやデバイスでのMACランダマイズやローカル管理により実際の表示が変わることを知らず、常に物理的な固定値だと考える誤り。
解法ステップ
- 問題文で「先頭24ビット|後続24ビット」とある点から、MAC(48ビット)を想定する。
- MACの規格(EUI-48)の基本を思い出し、上位がOUI(ベンダID)であることを確認する。
- 下位24ビットは各ベンダが割り当てる固有番号であるため、「OUI/固有製造番号」 を選べば正解と判断する。
- 選択肢を検証し、IPアドレスやエリアIDといったL3概念が混入している選択肢を除外する。
選択肢別の誤答解説
- ア(エリアID / IPアドレス)
エリアIDやIPアドレスはネットワーク層やアドレス計画の概念であり、MACの構成とは無関係です。誤りです。 - イ(エリアID / 固有製造番号)
固有製造番号の扱いは合っているものの、先頭24ビットがエリアIDというのは誤りで、正しくはOUI(ベンダID)です。 - ウ(OUI(ベンダID) / IPアドレス)
先頭24ビットのOUIは正しいですが、後続24ビットがIPアドレスであることはあり得ません。IPは別層のアドレスです。 - エ(OUI(ベンダID) / 固有製造番号)
正解。OUI(上位24bit)+ベンダが付与する固有製造番号(下位24bit)の組合せがMACの標準構成です。
補足コラム
- OUIはIEEEが割当てる24ビットで、表示は16進で「XX:XX:XX-」の先頭部分としてよく示されます。
- MACの最初のオクテットには「I/G(個別/グループ)ビット」と「U/L(ユニバーサル/ローカル)ビット」があり、ローカル管理(U/L=1)やマルチキャストの区別に使われます。
- IPv6でのインターフェース識別子生成に使われるEUI-64では、OUIの中央にFF:FEを挿入する規則があります(EUI-48→EUI-64変換)。
- 実運用ではOSがプライバシー保護のためMACをランダム化する機能を持つ場合があり、必ずしもハードウェア固定とは限りません。
FAQ
Q1: OUIのビット長は何ビットですか?
A1: OUIは24ビットです(EUI-48の上位24ビット)。
A1: OUIは24ビットです(EUI-48の上位24ビット)。
Q2: MACアドレスはルーティングで使われますか?
A2: 一般にMACは同一リンク内(L2)で使われ、ルータはL3(IP)で経路制御を行います。L2フレームはL3ルーティングでは直接参照されません。
A2: 一般にMACは同一リンク内(L2)で使われ、ルータはL3(IP)で経路制御を行います。L2フレームはL3ルーティングでは直接参照されません。
Q3: MACは変えられますか?
A3: 多くのOSやデバイスでソフトウェア的に変更(スプーフィング)やランダマイズが可能ですが、物理的にROMに書かれた原本とは区別されます。
A3: 多くのOSやデバイスでソフトウェア的に変更(スプーフィング)やランダマイズが可能ですが、物理的にROMに書かれた原本とは区別されます。
関連キーワード: MACアドレス、OUI、ベンダID、固有製造番号、EUI-48、EUI-64、U/Lビット、イーサネット、ARP、ネットワーク基礎

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