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基本情報技術者 2012年 秋期 午前(科目A)78


問題文

親和図法を説明したものはどれか。

選択肢

事態の進展とともに様々な事象が想定される問題について対応策を検討し、望ましい結果に至るプロセスを定める方法である。
収集した情報を相互の関連によってグループ化し、解決すべき問題点を明確にする方法である。(正解)
複雑な要因が絡み合う事象について、その事象間の因果関係を明らかにする方法である。
目的・目標を達成するための手段・方策を順次展開し、最適な手段・方策を追求していく方法である。

親和図法を説明したものはどれか。【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論→ 親和図法は収集した情報や意見をカード化し、相互の関連性でグループ化して問題点や構造を可視化する整理手法である。
  • 根拠→ カード貼付と類似性の発見を通じてアイデアを発散・収束させ、本質的な課題群やテーマを抽出する点が手法の核である。
  • 差がつくポイント→ 因果や手段の展開を示す手法と混同しないこと、KJ法という別名と「カード化+グルーピング」を具体的に押さえること。

正解の理由

正解:
親和図法(KJ法)は、収集した情報や意見を個別のカード(付箋等)に書き出し、相互の類似性や関連性に基づいてグループ化(親和化)することで、解決すべき問題点や構造を明確にする手法です。選択肢イの記述は「収集した情報を相互の関連によってグループ化し、解決すべき問題点を明確にする方法である」とあり、親和図法の定義と一致します。

よくある誤解

  • 親和図法は因果関係を示す手法だと誤解する:親和図法は類似性による整理が目的で、因果関係の明示は主目的ではありません。
  • 「カードを並べるだけ」で終える:単なる貼り付けではなく、ラベリングや階層化、まとめた後の洞察抽出(タイトル付け)が重要です。
  • 他の図式(因果図、シナリオ、ツリー)と同じ用途だと考える:目的や出力が異なるため、場面に応じて適切な手法を選ぶ必要があります。

解法ステップ

  1. 問題文のキーワードを探す:「収集」「相互の関連」「グループ化」「解決すべき問題点」を確認。
  2. 各選択肢の核となる動詞や目的を識別する(例:進展・因果・展開・グループ化)。
  3. 親和図法の特徴(カード化+類似性でグルーピング)と照合して最も合致する選択肢を選ぶ。
  4. 他の手法(因果図=因果、シナリオ=事態の進展、ツリー=手段展開)を除外して確信を持つ。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 誤り。事態の進展に伴う対応策やプロセスを定める記述はシナリオ法やシミュレーション的手法に近く、親和図法の説明ではない。
  • イ: 正解。収集した情報を相互の関連でグループ化し、問題点を明確にするという記述は親和図法(KJ法)の本質を表している。
  • ウ: 誤り。複雑な事象の因果関係を明らかにするのは因果図(フィッシュボーン図、特性要因図)など因果分析手法の説明であり、親和図法とは目的が異なる。
  • エ: 誤り。目的達成のための手段・方策を順次展開して追求する記述はツリー図や手段目的図(展開図)の説明で、親和図法の説明ではない。

補足コラム

親和図法(KJ法)は文化人類学者・川喜田二郎によって提唱され、定性的データの整理に強みがあります。基本手順は次の通りです:
  1. 情報をカード(付箋)に一つずつ書く。
  2. 類似や関連に基づいてカードを物理的にまとめる。
  3. まとまったグループに見出し(ラベル)を付ける。
  4. 必要に応じてグループ間の関係を整理し、上位テーマを抽出する。
    試験対策では「カード化」「グルーピング」「KJ法」という語句をキーに正解を判断すると効率的です。

FAQ

Q1: 親和図法とKJ法は同じですか?
A1: はい。同一の手法を指し、KJ法は親和図法の別名です。
Q2: 親和図法はデータの定量分析にも使えますか?
A2: 主に定性的整理向けですが、定性的グルーピング後に各グループの頻度や重要度を数値化して定量評価することは可能です。
Q3: 試験での見分け方は?
A3: 「グループ化」「類似性」「カード・付箋」といった語句があれば親和図法を疑い、「因果」「進展」「展開」などがあれば他手法を疑うとよいです。

関連キーワード: 親和図法、KJ法、親和図、グルーピング、カードソート、ブレーンストーミング、因果図、シナリオ法、ツリー図
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