基本情報技術者 2012年 春期 午前(科目A) 問72
問題文
個別生産、プロセス生産、連続生産、ロット生産の各生産方式の特徴を比較した表のaに当てはまるものはどれか。

選択肢
ア:個別生産(正解)
イ:プロセス生産
ウ:連続生産
エ:ロット生産
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生産方式の分類【午前解説】
正解の理由
表 a の各属性(生産量が少、受注生産、品種が多、段取り頻度が多、処理が組立て)は典型的な個別生産の特徴です。個別生産は顧客ごとに仕様が異なる製品を都度受注して生産するため、生産量は少なく品種が多く、工程切替(段取り)が頻繁に必要になります。組立てのような工程中心の小・中ロット対応が多く、これらが示す条件と一致するため、正解は ア(個別生産)です。
解法ステップ
- 表の各列(a〜d)の主要属性を順に読む:生産量、主な生産形態、生産品種、段取り頻度、処理例。
- 「主な生産形態」が受注中心か見込中心かで大枠を分ける。受注中心は個別生産に傾きやすい。
- 品種数が多く段取り頻度が高ければ個別生産を疑う。中量で段取り中程度ならロット生産、極めて大量で段取り極少なら連続生産。
- 処理例(組立てか化学的か)で、組立ては個別・ロット寄り、化学的連続はプロセス/連続を想定して照合する。
- 各条件が一貫して同じ生産方式を示すか確認し、総合判定する。
選択肢別の誤答解説
- ア:個別生産 — 正解。受注中心、生産量少、品種多、段取り頻繁、組立てが典型に合致する。
- イ:プロセス生産 — 誤り。プロセス生産は化学処理や連続的な化学プロセスなどで大量生産・見込生産寄り、品種は少なく段取りは少ない。表 a の「受注」「品種多」「段取り多」と矛盾する。
- ウ:連続生産 — 誤り。連続生産は非常に大量で段取り極少、化学的処理や連続装置による生産が多い。表 a は生産量が少く段取り頻度が多いため合わない。
- エ:ロット生産 — 誤り。ロット(バッチ)生産は中〜小量の繰返しで段取りは中程度、見込生産や受注混合がある点では近いが、表 a の「品種多」「段取り頻繁」「受注中心」という組合せは個別生産寄りであり、最も適合しない。
よくある誤解
- 「生産量が少=ロット生産」と考える誤解:ロット生産は中量〜小量の繰返し生産で見込生産や受注生産の混在があるため、品種数や段取り頻度も考慮する必要があります。
- 「組立て=ロットや連続ではない」と単純化する誤解:組立て処理は個別生産でもロット生産でも行われるため、品種の多さや段取り頻度で区別する必要があります。
補足コラム
生産方式の分類は目的や製品特性で選ばれます。個別生産は一品物や受注仕様品(産業機械、特殊設備、受注車両など)に適し、設計変更や顧客対応が重要です。ロット生産は規模の経済を得つつも柔軟性を保つ中間形態で、家電や部品の少量多品種対応に用いられます。連続・プロセス生産は原料連続投入で効率重視(化学、石油、製紙など)。試験対策では「生産形態(受注/見込)」「品種数」「段取り頻度」「処理の性質」の4点セットで判断するクセを付けると早く正解できます。
FAQ
Q1: 品種が「中」ならロットと個別のどちらを選べばよいですか?
A1: 品種「中」はロット生産に傾きますが、受注か見込か、段取り頻度を合わせて総合判断してください。受注中心で段取りが多ければ個別寄りです。
A1: 品種「中」はロット生産に傾きますが、受注か見込か、段取り頻度を合わせて総合判断してください。受注中心で段取りが多ければ個別寄りです。
Q2: 「処理(組立て)」は個別生産だけの指標ですか?
A2: いいえ。組立ては個別・ロット両方で見られます。組立てだけで判断せず、他属性と組み合わせて判断します。
A2: いいえ。組立ては個別・ロット両方で見られます。組立てだけで判断せず、他属性と組み合わせて判断します。
Q3: 試験で迷ったときの優先順位は?
A3: 「主な生産形態(受注/見込)」→「生産量」→「生産品種」→「段取り頻度」の順で優先して考えると誤りが少なくなります。
A3: 「主な生産形態(受注/見込)」→「生産量」→「生産品種」→「段取り頻度」の順で優先して考えると誤りが少なくなります。
関連キーワード: 生産方式、個別生産、ロット生産、連続生産、プロセス生産、受注生産、見込生産、段取り頻度、組立て、バッチ生産

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