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基本情報技術者 2013年 秋期 午前(科目A)24


問題文

定格出力電力500Wで効率80%の電源ユニットがある。この電源ユニットから500Wの出力電力を得るのに最低限必要な入力電力の大きさは何Wか。

選択肢

100
400
625(正解)
900

##: 定格出力500Wで効率80%の電源ユニットの入力電力【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論→出力500Wを得るために必要な入力は入力=出力÷効率で計算し、500÷0.8=625Wが最小理論値です。
  • 根拠→効率ηはη=出力/入力なので入力=出力/η。効率80%は0.8として扱い、損失は125Wになります。
  • 差がつくポイント→「÷効率」である点と効率を百分率から小数に直す点、実務では余裕や力率も考慮する点を押さえてください。

正解の理由

正解は (625W)です。
効率ηは「出力(有効仕事)÷入力(供給電力)」で定義されるため、必要な入力は入力=出力/η。ここで出力500W、η=80%=0.8なので、入力=500/0.8=625Wとなり、選択肢の中では625Wが一致します。

よくある誤解

  • 乗算して500×0.8=400Wとする誤り:これは「出力=入力×効率」を入力について逆に処理した結果の誤解です。
  • 「80%を引く」=500−400=100Wとする誤り:百分率を引く操作の意味を取り違えています。
  • 実機条件(力率、温度、定格負荷)を無視して安全余裕を考えない点:問題は理論値だが実務では余裕が必要です。

解法ステップ

  1. 効率ηを小数で表す:80%=0.8。
  2. 定義式を確認する:η=出力/入力。
  3. 必要な入力を求めるために式を変形:入力=出力/η。
  4. 数値代入して計算:入力=500(W)/0.8=625(W)。
  5. 小数切り上げ等の指定がなければ625Wが最小の理論値です。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 100 — 誤り。おそらく500−(500×0.8)=100と考えた誤解。これは「残り(損失)」を出す操作だが問題は必要な入力を問うています。
  • イ: 400 — 誤り。500×0.8=400は「ある入力に対する出力(入力×効率)」の計算で、与えられた出力500Wを得るための入力ではありません。
  • : 625 — 正解。入力=500/0.8=625で、出力500Wを得るための最小入力(理論値)になります。
  • エ: 900 — 誤り。過大な値であり、どの一般的な計算操作でも出てこない数字です(500/0.55≈909のような別効率想定を誤適用した可能性)。

補足コラム

  • 損失は入力−出力=625−500=125W。これは主に熱として放散されます。実務ではこの熱対策も重要です。
  • 交流電源では有効電力(W)と無効電力(var)、力率(cosφ)が関係します。効率と力率は別概念なので混同しないでください。
  • 問題は理論上の最小入力を問うため小数・端数処理指示がなければ625Wで十分ですが、設計時は安全率を見込みます。

FAQ

Q1: どうして割り算をするのですか?
A1: 効率ηは「出力÷入力」なので、入力を求めるには両辺を入力で割った形を変形して「入力=出力÷η」とするからです。
Q2: 効率を%のままで計算してもいいですか?
A2: %のままでは計算できないため、80%は0.8のように小数に直してから計算してください。
Q3: 実際に625Wの電源があれば安全ですか?
A3: 理論上は625Wで足りますが、温度上昇・寿命・突入電流などを考慮して余裕を見込みます。

関連キーワード: 電源ユニット、効率計算、入力電力、出力電力、電力損失、力率、定格出力、回路設計、発熱対策, 午前2
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