基本情報技術者 2013年 秋期 午前(科目A) 問25
問題文
論理式と同じ結果が得られる論理回路はどれか。ここで、論理式中の・は論理積、+は論理和、はAの否定を表す。

選択肢
ア:
イ:(正解)
ウ:
エ:
論理式 と同じ結果が得られる論理回路はどれか。【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論→ 与えられた論理式は代数的に に簡約されるため、出力は NAND に等しく、選択肢 イ が正解です。
- 根拠→ と導けます。
- 差がつくポイント→ を XOR と誤認しやすいが、項 の存在で最終的に De Morgan により NAND()になる点を確認してください。
正解の理由
与式を整理すると となります。De Morgan の法則からこれは と等価です。
選択肢の記号説明より、直方形ブロックは AND ゲートを表し、右端に小さな円(否定バブル)が付いているイは AND の出力を反転する、すなわち NAND を示します。したがって出力が となる イ が正解です。
選択肢の記号説明より、直方形ブロックは AND ゲートを表し、右端に小さな円(否定バブル)が付いているイは AND の出力を反転する、すなわち NAND を示します。したがって出力が となる イ が正解です。
よくある誤解
- 誤解1: を見て XOR(排他的論理和)だと即断する。実際はさらに が加わっており、全体は XOR ではありません。
- 誤解2: ブロック図の円(バブル)を「入力の否定」や「別の意味」と誤認する。多くの図では出力側のバブルは出力の否定(NOT)を示し、AND+バブルは NAND です。
- 誤解3: 簡約を途中で止めて のまま評価してしまい、さらに に展開する手順を省略するミス。
解法ステップ
- 与式を書き出す: .
- で括る: .
- 恒等式 を使う: .
- 分配・吸収を使う: .
- De Morgan で表現を変える: 。ゲートは NAND。
選択肢別の誤答解説
- ア: 直方形ブロックにバブルがないため AND()と解釈される。 は与式や と一致しない。
- イ: AND の出力にバブル(否定)が付いているため NAND()。与式を簡約した結果と一致するため正解。
- ウ: 丸みを帯びた曲線状のゲートは OR()を示す。 は与式と等価ではない。
- エ: OR の出力にバブルが付いたものは NOR()であり、与式()とは異なる。
補足コラム
簡単な真理値表で確認すると理解が早いです。A,B の全組合せで と を比べると完全に一致します。
上の表で両者の列が一致することが確認できます。
FAQ
Q1: 速く見抜くコツは?
A1: 項を因数分解して恒等式()を適用し、De Morgan を用いて NAND/NOR に変換すると早いです。
A1: 項を因数分解して恒等式()を適用し、De Morgan を用いて NAND/NOR に変換すると早いです。
Q2: XOR の形に見えた場合どう検算する?
A2: XOR のみなら だが、追加の があるので真理値表か簡約で確かめると良いです。
A2: XOR のみなら だが、追加の があるので真理値表か簡約で確かめると良いです。
Q3: 図のバブルは必ず出力の否定か?
A3: 多くの図記号では出力側のバブルは出力の否定を示します(AND+バブル = NAND)。入力側バブルや特殊記法は注意が必要です。
A3: 多くの図記号では出力側のバブルは出力の否定を示します(AND+バブル = NAND)。入力側バブルや特殊記法は注意が必要です。
関連キーワード: 論理回路、ブール代数、NAND、NOR、XOR、真理値表、カルノー図

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