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基本情報技術者 2013年 春期 午前(科目A)31


問題文

IPv4アドレス表記として、正しくないものはどれか。

選択肢

10.0.0.0
10.10.10.256(正解)
192.168.0.1
224.0.1.1

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IPv4アドレス表記【午前解説】

正解の理由

選択肢の中で表記として誤っているのは です。IPv4のドット付き10進表記(dotted-decimal)は4つのオクテット(octet)で構成され、各オクテットは から までの整数でなければなりません。選択肢 の "256" はこの範囲を超えているため、正しいIPv4アドレス表記ではありません。その他の選択肢(ア、ウ、エ)はいずれも各オクテットが の範囲内であり、表記として有効です。

解法ステップ

  1. アドレス文字列をピリオド(.)で分割し、要素数が4つであることを確認する。
  2. 各要素が空でなく、10進の数字のみで構成されていることを確認する。
  3. 各要素を整数に変換し、 以上 以下であるかをチェックする。
  4. 上記すべてを満たせば表記は有効、いずれかを満たさなければ無効と判定する。
簡単な検証用Python例:
def is_valid_ipv4(s):
    parts = s.split('.')
    if len(parts) != 4:
        return False
    for p in parts:
        if not p.isdigit():
            return False
        n = int(p)
        if n < 0 or n > 255:
            return False
    return True

# 使用例
# is_valid_ipv4("10.10.10.256") -> False

選択肢別の誤答解説

  • ア: 10.0.0.0
    • 各オクテットが の範囲内であり、形式的に有効な表記です。ネットワークアドレスとして用いられることもありますが、表記自体は正しいです。
  • : 10.10.10.256
    • 4つのオクテットから成り立っていますが、最後のオクテットが であり、 の範囲外です。よって表記として誤りです。
  • ウ: 192.168.0.1
    • 各オクテットが範囲内で、家庭や社内ネットワークでよく使われるプライベートIPアドレスの一例です。表記として有効です。
  • エ: 224.0.1.1
    • 224.0.0.0/4 の範囲に入るマルチキャストアドレスの一つであり、オクテット値も範囲内のため表記は有効です。

よくある誤解

  1. 「256は許される」と誤認する
    • しばしば「255までだ」と記憶している受験者がいる一方で、どこまで含むか()を正確に理解していないことがあります。は有効ですが、は無効です。
  2. 先頭が0のオクテットの扱いを過剰に恐れる
    • 表記上は "10.0.01.1" のような先頭に0がある数字でも10進表記として解釈される場合がありますが、実装によっては先頭0を見て8進(octal)と解釈するものもあり得るため、試験では明確に10進数であることを前提に扱うと安全です。
  3. 3つのドットや5つの要素を見落とす
    • ドットの数や要素の数が4でないケースは見落としやすいミスです。まず要素数を確認する習慣をつけましょう。

補足コラム

  • IPv4アドレスは32ビットで表され、ドット付き10進表記は理解しやすい表現方法です。試験では形式(4つのオクテット、各0–255)を問う問題がよく出題されます。
  • また、アドレスの用途(プライベート、マルチキャスト、ループバック、ブロードキャストなど)を知っていると、設問の選択肢を分類して判断しやすくなります。たとえば 224.0.1.1 はマルチキャスト、192.168.x.x はプライベート、127.x.x.x はループバックです。

FAQ

Q1: はオクテットとして使えるか?
A1: はい。表記としては も有効です。ただし文脈によっては特定の用途(ネットワークアドレスやブロードキャストなど)を示す場合があります。
Q2: "10.0.0" のようにオクテットが3つの場合はどうか?
A2: ドット付き10進表記でオクテットが3つは不正確です。正しいIPv4表記は必ず4つのオクテットを持ちます。
Q3: 先頭が0のオクテット(例: 192.168.001.001)は許容されるか?
A3: 表示上は許容されることがありますが、実装差で解釈が変わる場合があるため、試験や運用では通常、先頭ゼロを付けない正規表記(例: 192.168.1.1)を使うのが望ましいです。

関連キーワード: IPv4、ドット表記、オクテット、マルチキャスト、プライベートアドレス、表記検証、範囲チェック
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