基本情報技術者 2014年 春期 午前(科目A) 問03
問題文
論理式と恒等的に等しいものはどれか。ここで、・は論理積、+は論理和、はAの否定を表す。
選択肢
ア:
イ:
ウ:
エ:(正解)
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ブール式の簡約【午前解説】
正解の理由
与式をブール代数で整理すると
は因数分解により
さらに簡約して
となります。したがって与式は単に と等しくありません。問題データにある選択肢のうち、正答として示されているエ()はこの等式と矛盾します。正しい等価式は上記の です。
解法ステップ
- 共通因子 をくくる:
- 同類項をまとめる(分配律):
- 残りを簡約する: (分配律・補集合を利用)
- まとめて最終形:
(補足)ステップ3の等式は、 として証明できます。
選択肢別の誤答解説
-
ア:
与式では のとき値が 1 になる()が、 は 0 になるため不一致。 -
イ:
これは であり、与式の とは一般に異なる。例: では与式は 1()、この選択肢は 0。 -
ウ:
に の因子がないため、 でも 1 になり得る。一方与式は全項に が含まれるため なら 0 になる。例: でウは 1、与式は 0。 -
エ:
のとき常に 1 になるが、与式は のとき全ての項が 0 で 0 になる。よって不一致(反例:)。
よくある誤解
- 因子 をくくった後に を「消して」しまう誤り: とは限らず、 が恒真式(1)でない限り成立しない。
- 内部の和(例えば )を誤って 1 として扱うミス。A,B の組み合わせによっては 0 になる場合がある。
- 選択肢の見た目(単純な )に惑わされて、具体的な反例を検算しないこと。
補足コラム
- Karnaugh図(カルノー図)を用いると視覚的に確認できます。 の領域はすべて 0、 の領域で A,B の組合せ (0,0),(1,0),(0,1) が 1 になるため、これらは と の被覆で表現されます。
- 一般的なテクニック:全項に共通するリテラルをまずくくる、次に分配律や吸収律、補集合律を順に使って簡約する。
FAQ
Q. 真理値表で確認するには?
A. 8通りの (A,B,C) を評価します。特に反例として (A,B,C)=(1,1,1) と (0,0,1) を確かめれば、 と与式が異なることが簡単に確認できます。
A. 8通りの (A,B,C) を評価します。特に反例として (A,B,C)=(1,1,1) と (0,0,1) を確かめれば、 と与式が異なることが簡単に確認できます。
Q. 与式を論理和の形に直すと?
A. (または )。この形が最も簡潔です。
A. (または )。この形が最も簡潔です。
関連キーワード: ブール代数、論理式の簡約、カルノー図、分配律、吸収律、補集合法則

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