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基本情報技術者 2014年 春期 午前(科目A)24


問題文

アニメーションの作成過程で、センサやビデオカメラなどを用いて人間や動物の自然な動きを取り込む技法はどれか。

選択肢

キーフレーム法
ピクセルシェーダ
モーションキャプチャ(正解)
モーフィング

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モーションキャプチャ技術【午前解説】

正解の理由

正解は (モーションキャプチャ)です。モーションキャプチャは被写体に付けたマーカーやカメラ、慣性センサなどで位置・姿勢データを取得し、その時系列データをアニメーションの骨格(スケルトン)に適用して自然な動きを再現します。センサ/ビデオカメラを用いるという問題文の条件と完全に一致します。

解法ステップ

  1. 問題文のキーワード(センサ、ビデオカメラ、人間や動物の自然な動き)を抽出する。
  2. 各選択肢の定義を頭の中で照合する(キーフレーム=手動補間、ピクセルシェーダ=描画処理、モーションキャプチャ=動作取得、モーフィング=形状変形)。
  3. 「センサやカメラで取り込む」という条件に該当するものを選ぶ → モーションキャプチャを選択する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: キーフレーム法
    キーフレーム法はアニメータが主要ポーズ(キーフレーム)を設定し、ソフトが補間して中間フレームを生成する手法です。外部センサやカメラで動きを直接取得する方式ではありません。時間軸管理や表現のコントロールが強みです。
  • イ: ピクセルシェーダ
    ピクセルシェーダはGPU上でピクセルごとの色や光の計算を行うプログラムで、レンダリング段階の技術です。動作の取得や骨格アニメーションとは目的が異なります。
  • ウ: モーションキャプチャ
    センサやカメラで実際の動作データを取得し、そのデータをキャラクタの骨格に適用して自然な動きを再現する手法であり、問題文の条件に合致します。
  • エ: モーフィング
    モーフィングは2つの形状や画像を滑らかに変形させる技術で、顔や形状の変化表現には有効ですが、骨格的な動作をセンサで取り込む意味合いではありません。

よくある誤解

  • 「キーフレーム法もセンサで動きを取る」は誤り:キーフレームはアニメータが重要なポーズを手で設定し補間する手法で、外部センサは不要です。
  • 「ピクセルシェーダはアニメーション手法」は誤り:ピクセルシェーダはピクセル単位の描画処理(ライティングやテクスチャ合成)に関する技術で、動きの取得手段ではありません。
  • 「モーフィング=動作取り込み」も誤解:モーフィングは主に形状や画像間の変形補間で、動作(骨格的運動)取得とは目的が異なります。

補足コラム

モーションキャプチャの方式には主に光学式(マーカ付き/マーカレス)、慣性(IMU)式、磁気式などがあります。光学式は高精度で映画やゲームの主要制作に使われ、慣性式は屋外や広域での収録に適します。出力フォーマットはBVHやFBXなどが一般的で、取得後にリターゲット(別キャラクタの骨格へ適用)やノイズ除去、手作業での補正を行うことが多いです。
  • 主な利点:自然で複雑な動作を短時間に取得できる、表現のリアリティ向上
  • 主な課題:機材コスト、収録環境の制約、不要なノイズや軸の差異による補正作業

FAQ

Q1. モーションキャプチャとキーフレームはどちらが優れている?
A1. 用途によります。モーションキャプチャはリアルな動きの取得に優れ、キーフレームは細かな演出や非現実的動作の表現、調整に優れます。両者を併用することが多いです。
Q2. マーカーなしでモーションキャプチャは可能ですか?
A2. はい。最近は深層学習を利用したマーカーレスのビデオベース手法や高精度な骨格推定アルゴリズムが登場しており、簡易な用途であればマーカー不要の収録も可能です。
Q3. ピクセルシェーダはアニメーションに全く関係ないのですか?
A3. 関係はありますが役割が異なります。ピクセルシェーダは最終的な見た目(ライティング、マテリアル表現)を制御し、アニメーション自体のデータ取得手段ではありません。

関連キーワード: モーションキャプチャ、モーキャプ、キーフレーム法、モーフィング、光学式モーションキャプチャ、IMU、BVH、FBX、アニメーション制作
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